フレブル君日記

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★ええ?!AIIBが地球温暖化問題を解決する???

 

不都合な真実

不都合な真実

 

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


中国主導で設立された「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)
が、「地球温暖化問題」の解決に結びつく投融資を積極的に行う
方針を示しました。

なぜ???

 

▼これまでの流れ

 

これまでの流れを復習しておきましょう。

AIIBとは、なんでしょうか?

中国主導の国際金融機関で、2014年10月に設立されました。

2015年3月、歴史的「AIIB事件」が起こります。


イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スイス、イスラエル
オーストラリア、韓国

など親米国家群が、

アメリカの制止を無視し、AIIBへの参加を決めたのです。


これは、「親米国家群が、アメリカではなく中国との関係を優先さ
せた」事件として、世界に衝撃を与えました。

以後、オバマ・アメリカと、アメリカを裏切らなかった国・日本の
関係は、「史上最高」といわれるほど良好になった。

一方、米中関係は、ひどく悪化します。

2015年9月に訪米した習近平は、とても冷遇された。

そして、南シナ海で、米中の軍事衝突が懸念されるようになった。

さらに、「AIIB事件」以降、中国経済が急速に悪化していっ
た。


その後、AIIBはどうなったのでしょうか?

発足メンバーは57か国だった。

実をいうと、その後も加盟国は増えつづけ、現在なんと80か国
になっています。

 

▼トランプの自爆を見逃さなかった習近平

 

追いつめられた習近平

しかし、アメリカの変化で救われます。

2016年11月のアメリカ大統領選挙で、

グローバリスト・ヒラリーではなく、ナショナリスト・トランプ
が勝った。

グローバリスト・国際金融資本は、この敗北で、大いに落胆しま
した。

2017年1月、グローバリストが集結する「ダボス会議」は、とて
も暗い雰囲気だった。

そんな中、グローバリスト達に、「心配しないでください!私が
グローバリズムを進展させます!」

と宣言した男がいます。

そう、習近平

以後、欧米で、「中国経済はもうダメだ!」という報道は極めて
少なくなりました。


そして、6月1日、トランプは「パリ協定」からの離脱を宣言した。

中国は、すかさず「パリ協定絶対支持宣言」を出した。

これで、国際世論は、


「地球や人類の未来を無視する悪人トランプ」

「地球や人類の未来を真剣に考える、善の中国」


になってしまった。

中国嫌いの私たちには、「受け入れたくない事実」ですが、残念
ながらそういうことになってしまった。

私たちは、80年前の間違いを繰り返さないために、「日本にとっ
ていいことも、悪いことも、『あるがまま』に知っておく」必要
があります。


現状は、

トランプ・アメリカが世界を敵にして孤立し、

習・中国は、「グローバリストのフリをして、国際世論を味方に
つけている」

のです。

 

▼AIIBが地球温暖化を解決する?????

 

こういう流れを踏まえて「AIIB」の話をしましょう。

 

<中国主導AIIBがパリ協定推進 温暖化対策に投融資へ

朝日新聞DIGITAL 6/17(土) 0:20配信

 中国主導で設立されたアジアインフラ投資銀行(AIIB)が
16日、韓国済州島で2度目の年次総会を開き、地球温暖化対策
に結びつく投融資に注力していく方針を打ち出した。

米国が離脱を表明した温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」を
推進するためだ。>

 

地球温暖化対策に結びつく投融資に注力していく方針を打ち出
した。>

<米国が離脱を表明した温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」
を推進するためだ。>


だそうです。

 

<気候変動問題への対応では、中国が牽引(けんいん)役として
グローバル規模に期待されており、パリ協定堅持を掲げる欧州の
参加各国・地域などの声に応えた形だ。>(同上)

 

「中国が牽引役としてグローバル規模に期待されており」


「ホントかよ!?」

「期待してねえぞ!」


一般的な日本人の反応は、こんな感じでしょう。

「グローバル規模」で期待されているかはわかりませんが、

「少なくともパリ協定離脱を宣言したアメリカよりだいぶマシ」

と思われてはいるでしょう。

 

<「AIIBにはパリ協定を推進し、支持するという重要な役割
がある。

参加国が将来、二酸化炭素排出を減らす支援に力を入れる」。

この日にあった総会の開幕式で、金立群総裁はこう強調した。

具体的には、温暖化ガスの排出が少なく、安全な発電施設への投
融資に重点的に取り組む。>

 

<「AIIBにはパリ協定を推進し、支持するという重要な役割
がある。>

そうです。

「いつからそういう話になったのだ?」ということですが。

 

<具体的には、温暖化ガスの排出が少なく、安全な発電施設への
投融資に重点的に取り組む。>


「クリーンエネルギー発電施設」に投融資するということでしょ
うか。

 

▼すごい中国のプロパガンダ

 

トランプは、「パリ協定離脱」を宣言して、「自爆」した。

中国は、この機を逃がさず、「パリ協定絶対支持宣言」をした。

さらに「AIIBは、地球温暖化を解決するのが使命だ!」と
宣言する。


これは、中身のともなわないPR、プロパガンダの類です。

それでも、「国際社会における中国のイメージをアップさせる」
のに、極めて効果的なPRといえるでしょう。


私は去年の4月、「トランプ大統領が誕生すれば、アメリカは覇
権国家から転落する」と書きましたが、まさにそんな感じになっ
てきました。

(その記事はこちら。↓
http://diamond.jp/articles/-/89047  )