フレブル君日記

フレブルはゆるいよ

★(トランプの顧問)キッシンジャー、卒倒物の「日本観」とは?

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


史上もっとも基盤の弱いアメリカ大統領といえば、トランプさん。

しかし、彼を支持する勢力もあります。

イスラエルサウジアラビア軍産複合体

そして、アメリカ政界の超大物ヘンリー・キッシンジャー元国務
長官が、顧問的役割を果たしている。

93歳で大統領顧問を務めるキッシンジャーさんについて、以前記
事を書きました。


●トランプの顧問で超反日キッシンジャー氏が掲げる新世界秩
序 ↓
http://www.mag2.com/p/news/250663


これを読んで、読者のYHさんから、超興味深い情報をいただき
ました。

YHさんのメールから。


<北野様

いつも「RPEジャーナル」を読ませていただいています。

ありがとうございます。

北野様は予言をしておられるわけではないのですが読みはよく当
たります。

北野様の読みではChinaは1920年ころから衰退に向かう。

それまでは発展すると予言?しておられました。

楽しみです。

着実な読みができる人がもう一人おられます。

宮崎正弘さんです。

私はこのお二人を世界を読む指針としております。

本日のキッシンジャーの記事も面白かったです。

キッシンジャーと言えば公開された周恩来との極秘会談です
ね。>(以下略)


そして、YHさんは、

「1971年にキッシンジャー周恩来が交わした卒倒物の会話」

に関する情報を教えてくださいました。

 

▼中国の狙いは、「日米同盟解体」

 

YHさんから教えていただいた出所は、産経新聞2002年8月
6日付です。

まず出所出だしを見てみましょう。


<「日本の経済発展を後悔」われわれに日米同盟必要ない

ニクソン大統領の訪中準備のため一九七一年に行われたキッシンジ
ャー米大統領特別補佐官(当時)と中国の周恩来首相(同)の極秘会談
録が公開され、米中国交正常化交渉における中国の関心が日米同盟
解体とともに台湾独立の可能性にあったことが明らかになった。>

 

「中国の関心=日米同盟解体」(!)だそうです。

 

<こうした思惑に対し米側は冷徹な駆け引きで応じているが、


「日本の経済発展を許したことを後悔」


などと同調、将来の日米安保解体にも言及するなど、


日米から米中へと東アジアの枠組みが変身する可能性のあった
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ことを示唆している。>

 

<日米から米中へと東アジアの枠組みが変身する可能性>


があったそうです。

次に、「実際の会話」を見てみましょう。

キッシンジャーと周の会話は、1971年10月22日です。

 

キッシンジャー、驚愕の「日本観」「中国観」

 

キッシンジャー周恩来、対話の「ベース」となる「日本観」
「中国観」はどのようなものなのでしょうか?

キッシンジャーはいいます。


キッシンジャー

率直な日本観を示す。

これは米政府全体の見方ではないが、ホワイトハウスの代表的
な見解だ。

中国と日本を比較した場合、中国は伝統的に世界的な視野を持
ち、日本は部族的な視野しか持っていない。 >

 

いきなり「衝撃発言」が飛び出しました。


中国は伝統的に「世界的視野」を持っているそうです。

一方、日本は、「部族的視野」しかもっていない。


私たちは日本人は、「確かに中国は、『世界的視野』をもっている。

『中国が世界の中心だ!』(中華思想)という・・」

などと突っ込みたくなります。

しかしここでは、トランプの顧問キッシンジャーがどんな「日本観」
「中国観」をもっているか知ることに徹しましょう。


「中国は世界的視野」「日本は部族的視野」

これは、「ホワイトハウスの代表的見解」だそうです。

残念ながら、キッシンジャーの話は本当です。

アメリカには、「民主国家日本は、信頼できる同盟国。

共産党一党独裁中国は、世界最大の問題」と考える政治家もいる。

しかし、キッシンジャーのような見方も多いのです。

キッシンジャー共和党ですが、こういう見方は民主党に多い。

さて、この発言を聞いた周恩来は、日本について何を語ったの
でしょうか?


<周

日本はものの見方が偏狭で、全く奇妙だ。

島国の国民だ。

英国も島国だが。 >


「日本はものの見方が偏狭」

だそうです。

周は、「そういえばイギリスも島国だよね」といいます。

これを聞いたキッシンジャー

日本とイギリスが全然違うことを解説します。

 

キッシンジャー

日本と英国は違う。

日本は自国の社会があまりに異質なので、社会を適合させ、国の
本質を守ろうとする。

日本は突然の大変化も可能で、三カ月で天皇崇拝から民主主義へ
と移行した。>

 

面白い見解ですね。

日本は、明治維新の時、第2次大戦後、「突然大変化」しました。

それが可能なのは、「国の本質を守るため」だというのです。

おそらく「守るべき国の本質」とは、「天皇」のことでしょう。

「さすが」というか、キッシンジャーは日本の本質を見抜いてい
ます。

しかし、問題は、キッシンジャーがこの日本の本質を「肯定的」
にみているか、「否定的」にみているかです。

つづいてキッシンジャーはいいます。

 

<日本人は自己中心で他国に対する感受性に欠ける。>


明らかに、日本に対して否定的。

 

キッシンジャーが語る「日米同盟」の「本質」

 

キッシンジャー周恩来は、「日本は、偏狭、自己中心で危険
な国」ということで意見が一致しました。

そうなると、当然「危険な日本をどう抑えるか?」という問題が
でてきます。

キッシンジャーは、「日米同盟の本質」を周に解説します。

 

<日本が独力で国防を行えば、軍備拡張で周辺諸国にとって脅威
となるだろう。

現状の日米関係は実際には日本を束縛しており、もし米国が(日本
を解き放す)皮肉な政策をとれば日中の緊張を引き起こす。>

 

「日米関係(=日米安保)は、日本を束縛している」そうです。

そう、ここに「日米安保の本質」がある。


日米安保は、「共産ソ連から日本を守るために存在した」という
のは、もちろん事実です。

しかし、一方で「アメリカが日本を支配する道具」でもある。

キッシンジャーは、そのことを認めています。

彼は、さらに「日米同盟の本質」を深く解説します。

 

<日本が太平洋にある米国の従順な身内だと考えるような米国人
はお人よしだ。

日本は独自の目的を持ち、ワシントンではなく東京でそれを実行
している。

日本びいきの向きがある人たちは日本を利用しようとするが、そ
れは危険だ。

米国は対日基本政策として、核武装に反対し、自国防衛のための
限定的な再武装を支持し、台湾や朝鮮半島への軍事的拡張に反対
している。>


日本が再び強力にならないようアメリカは、


核武装に反対する

・最低限の武装しかさせない


そうです。

 

▼では、日本がアメリカから離れたらどうする?

 

なんといっても戦争が終わってから26年しか経っていなかった
時代。

中国は、日本の復活を恐れていた。

それで、周は「日本の防衛力拡張を抑えることができるのか?」
キッシンジャーに問います。

キッシンジャーはいいます。


<もし、日本に強力な再軍備拡張計画があるならば、伝統的な米
中関係が再びものをいうだろう。

日本を自国防衛に限定するよう最善を尽くさなくてはならず、日
本の拡張阻止のため他国と共闘するだろう。 >


決定的な言葉が飛び出しました。

日本がアメリカから自立して軍備を拡張すれば?

 

<伝統的な米中関係が再びものをいうだろう。>


これは、なんでしょうか?

第2次大戦中、アメリカと中国は、同盟関係にありました。

(もちろん、中国は、共産党ではなく、国民党でしたが・・・・。)


日本が再び強力になれば、

「伝統的な米中関係」つまり「米中同盟」が復活し、

「米中は、協力して日本を叩きつぶす」

といっているのです。

このことを、日本は決して忘れてはいけません。


日本には、「核武装すれば、すべて解決する」と安易に考える人が
います。

しかし、日本がアメリカの許可なしで核武装すれば、


1、日米同盟は解消され、

2、米中同盟ができあがり、

3、日本は叩きつぶされる


ことでしょう。

ちなみに日本を叩きつぶすのに、武器はいりません。

米中が一緒になって、「日本が原油、ガス、ウランを輸入
できないように」すればいい。

米中が一体化すれば、簡単なことです。

 

▼日本の行くべき道

 

というわけで、キッシンジャーの「日本観」を見てきました。

彼の発言には一貫性があります。

彼は、「大平洋共同体」「G2」「新型大国関係」を提唱し、

「米中による世界支配実現」

にむけて、活動をつづけています。

そんな男が、トランプの顧問である。


現状、安倍総理とトランプさんは良好な関係にあります。

しかし、決して油断することなく、日米関係がより強固である
よう、働きかけをつづけなければならない。


中国が2012年11月に出した「反日統一共同戦線戦略」にも、は
っきりと

反日統一戦線」に「アメリカを引き入れる」とある。

(●絶対証拠↓
https://jp.sputniknews.com/japanese.ruvr.ru/2012_11_15/94728921/ )


中国の対日戦略の柱は、46年前も今も、「日米分断」にある。

そうであるなら、日本は、「日米関係をますます強固にしていく
こと」を最優先課題にすべきです。

これは、「属国根性」とか、「なさけないアメリカ追随主義」と
は根本的に違います。

「何が起こっているか」知った上で、「自分」で道を選んでいる
のですから。

 

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