人はプライドが邪魔して幸せになれないんだね

kentaroupeace.hatenablog.com

生活保護をもらうことが恥じだと思って、自殺してしまったお爺ちゃんの話。

人間にはプライドがあるという話なんです。

成功と幸福とを、
不成功と不幸とを同一視するようになって以来、
人間は真の幸福が何であるかを理解し得なくなった。
自分の不幸を不成功として考えている人間こそ、
まことに憐れむべきである。

〜人生論ノート 「成功について」より〜

資本主義で不成功だと貧乏になります。

資本主義とは、「富」を多く持つものほど自由自在に振舞える社会制度です。 

宝くじで10億円当たった人は、一生贅沢して暮らせます。

人生の自由度が増すのです。

贅沢せずに10億円を銀行に預金して、真面目に薄給生活を送るのも自由です。

自由とはその人次第ですから、お金を持っても境界が違えば使い方も違ってくるということです。

真の幸福は、彼はこれを捨て去らないし、捨て去ることもできない。
彼の幸福は彼の生命と同じように彼自身と一つのものである。
この幸福をもって彼はあらゆる困難と闘うのである。
幸福を武器として闘う者のみが斃(たお)れてもなお幸福である。

〜人生論ノート 「幸福について」より〜

 

三木清は幸福とは「今」を充実して生きることだと言いたかったのだろうか。人間存在とは「現存在」であり実存を生きている存在者だから。条件によって得られる、反対に失われる「幸福」など虚構だと言いたかったのだろうか。

湧き上がる生命力こそが「幸福」なのかもしれない。

そのためには、「死への先駆的覚悟」が必要なのだ。

本気で死と向き合って生きることこそが、人に自分を教え勇気づけるのかもしれない。

朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり

論語に出てくる孔子の言葉だが、 朝に人がどう生きるべきかを悟ることができれば、夕方に死んだとしても後悔はないということ。

そう、後悔のない人生は「今」しかないということ。

 

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