★いまだにアメリカを掌握しきれていないトランプ、敵は誰?

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


先日、中国主導AIIBの加盟国が、さらに13か国増え、70か
国になったという話をしました。

(@まだ読んでいない方は、こちらをご一読ください。

http://www.mag2.com/p/news/244326 )


アメリカは、同盟国群、親米国群に、「入るなよ!」と命
令していた。

ところが、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、イス
ラエル、オーストラリア、韓国などが、

続々とアメリカを裏切った。

2015年3月に起こった「AIIB事件」。

オバマはこれで目覚め、以後「中国強硬路線」に変わりま
した。

ウクライナ、イラン、シリア問題で、ロシアとの協力関係
を復活させた。


しかし、2016年、大統領選が近づくにつれ、米ロ関係は再
び悪化していきます。

これは、皆さん記憶に新しいことでしょう。

 

▼トランプの弱点は、「プーチン愛」

 

トランプは、選挙戦中から「過激なナショナリスト」と思われ
ていました。

たとえば、「アメリカとメキシコの国境に万里の長城を築く!」

イスラム教徒の入国を制限する!」

「日本、NATO、韓国にもっと金を払わせる!」

「TPP脱退!」


これらの主張は過激ですが、大衆には喜ばれました。

なぜ?

不法移民が大量に入ってくることで、元から住んでいる人の賃金が
下がったり、失業したりする人がいる。

イスラム教国から入ってくる人のうち、誰が「ISメンバー」で誰が
そうでないのかわからない。

「日本、NATO、韓国は、アメリカに守ってもらっているのだから、
金を出すのは当然!」

「TPPで、アメリカ人の職が奪われる!」

等々。

トランプのいっていることは過激でも、とても「大衆受け」する。

それで、彼が話せば話すほど、人気が上がっていった。


ヒラリーと、彼女を支持するオバマは、「トランプの弱点はどこ
だろう?」と考えた。

すると、トランプは、一貫して「プーチンと和解したい。協力し
たい」と語っている。

ヒラリーとオバマは、「これは使えるぞ!」と確信。

そこで、以下のような「選挙戦略」を思いついた。


1、「プーチン悪魔化プロパガンダ」をする。

2、トランプは、「(悪魔のような)プーチンの操り人形です」
プロパガンダする。

3、だから、ヒラリーに投票してね!

 

▼先に「意図」があり、その次に「事実」と「ウソ」がある

 

私たちは、世界情勢をみる際、「最初に意図がある」ことを意
識している必要があります。

たとえば、

皆さんご存知のとおり、イラク戦争の根拠は、イラクの独裁者
フセインが、「大量兵器を保有している」「(9.11を起こした
とされる)アルカイダを支援している」でした。

この二つの理由がウソだったこと、アメリカ自身も認めていま
す。

以下の記事を熟読してみましょう。

 

<米上院報告書、イラク開戦前の機密情報を全面否定

[ワシントン=貞広貴志]米上院情報特別委員会は八日、イラ
ク戦争の開戦前に米政府が持っていたフセイン政権の大量破壊
兵器計画や、国際テロ組織アル・カーイダとの関係についての
情報を検証した報告書を発表した。>(読売新聞2006年9
月9日)

<報告書は『フセイン政権が(アル・カーイダ指導者)ウサマ
・ビンラーディンと関係を築こうとした証拠はない』と断定、
大量破壊兵器計画についても、少なくとも一九九六年以降、存
在しなかったと結論付けた>(同前)


では、一体何が本当の理由だったのでしょうか?

諸説ありますが、FRBのカリスマ・グリーンスパン元議長は、
こんな衝撃的発言をしています。

 

<「イラク開戦の動機は石油」=前FRB議長、回顧録で暴露

[ワシントン17日時事]18年間にわたって世界経済のかじ
取りを担ったグリーンスパン米連邦準備制度理事会FRB
議長(81)が17日刊行の回顧録で、二〇〇三年春の米軍に
よるイラク開戦の動機は石油利権だったと暴露し、ブッシュ政
権を慌てさせている。>(2007年9月17日時事通信

 

グリーンスパン元議長が、「米軍によるイラク開戦の動機は石
油利権だったと暴露」した。

これ、その辺の「トンデモ本著者」とか「陰謀論者」とは、重
みが違いますね。

この記事、ものすごく面白いつづきがあります。

 

<米メディアによると、前議長は「イラク戦争はおおむね、石
油をめぐるものだった。

だが悲しいかな、この誰もが知っている事実を認めることは政
治的に不都合なのだ」と断言している。

ブッシュ政権は、当時のフセイン政権による大量破壊兵器計画
阻止を大義名分に開戦に踏み切ったが、同兵器は存在しなかっ
たことが後に判明。

「石油資源確保が真の目的だった」とする見方は根強く語られ
てきた。>(同前)

 

グリーンスパンさんにいわせると、「イラク戦争の動機が石油
利権だったこと」は「誰もが知っている事実」(!)なのだそ
うです。


もう一つ、比較的最近の例をあげておきましょう。

2013年8月、オバマは、「シリアを攻撃する!」と宣言しまし
た。

理由は、なんでしたか?

そう、「アサド軍が、化学兵器を使ったから」です。

これに関連して、以下の記事、目をサラのようにして熟読し
てください。

2013年5月5日、AFP=時事。

 

<シリア反体制派がサリン使用か、国連調査官

AFP=時事5月5日(月)配信

[AFP=時事]シリア問題に関する国連(UN)調査委員会のカ
ーラ・デルポンテ調査官は5日夜、シリアの反体制派が致死性
神経ガスサリン」を使った可能性があると述べた。

スイスのラジオ番組のインタビューでデルポンテ氏は、「われ
われが収集した証言によると、反体制派が化学兵器を、サリン
ガスを使用した」とし、「新たな目撃証言を通じて調査をさら
に掘り下げ、検証し、確証をえる必要があるが、これまでに確
立されたところによれば、サリンガスを使っているのは反体制
派だ」と述べた。>


どうですか、これ? 

国連が調査した結果、化学兵器を使っていたのは、「アサド
派」ではなく、「反アサド派だ!」というのです。 

以上二つの例でわかることはなんでしょうか?


アメリカは、イラクやシリアが「悪いことをしたから」攻撃
するのではなく、

「攻撃したいから」、後から理由を「でっちあげた」のだ。

つまり、最初に「攻撃したい」という「意図」があった。


私たちは、「アメリカは、〇〇が悪いことをしたから仕方な
く攻撃する」と考えている。

つまり、「因果関係」が「正反対」になっているのです。

 

▼トランプ、プーチン関係の真実とウソ

 

ヒラリー、オバマの選挙戦略は、


1、「プーチン悪魔化プロパガンダ」をする。

2、トランプは、「(悪魔のような)プーチンの操り人形です」
プロパガンダする。

3、だから、ヒラリーに投票してね!


イラク、シリアに関して、アメリカ(ブッシュとオバマ)は、
世界にむけて堂々とウソをついた。

ということは、「プーチン悪魔化オペレーション」について
もウソを使うことは、十分ありえます。

正直いえば、「ウソとホントを混在させる」ことで、「どこま
でがホントで、どこまでがウソ」かわかりづらくしている。


たとえば、2月13日に辞任したフリン大統領補佐官は、政権発
足前に駐米ロシア大使と接触していた。

これは、事実でしょう。


しかし、「プーチンがアメリカの選挙結果を操作した」という
話。

日本のメディアは、米英メディア経由の情報しか入ってこない
ので、皆さん「絶対的真実」と考えているでしょう。

ところが、以下のような話もあります。

最近話題になって、ウィキリークスの暴露について。

その全体像を、高島康司先生が、すばらしく解説してくださっ
ています。↓

http://www.mag2.com/p/money/161267?l=sih0004077
●暴露された米CIAの「監視・盗聴技術」と森友スキャンダル
を繋ぐもの=高島康司

この記事から、ロシアに関わる部分を引用してみましょう。

 

<CIAは、ロシアが開発したマルウェアを自分のものとして使いハッ
キングした。

マルウェアはCIAが使ったとしても、開発者がロシアであることを示
す指紋を残す。

もしこのウィキリークスの情報が正しければ、民主党本部のサーバ
がロシアによってハッキングされ、その情報がウィキリークスに流
されたという非難はでっちあげである可能性が出てくる。

ロシア製マルウェアをCIAが使っているのであれば、民主党本部の
サーバをハッキングしたのは、実はCIAである可能性がある。>


<現在までのところ公開されたリークで、今後大きな問題になると
考えられるのは(2)だ(=CIAは、ロシアが開発したマルウェア
自分のものとして使いハッキングした。

マルウェアはCIAが使ったとしても、開発者がロシアであることを
示す指紋を残す)。

CIAが、ロシアの開発したマルウェアを使っており、それがロシア
製であるとの指紋を残すとすれば、いま民主党と主要メディアが
さかんに攻撃している「ロシアによる民主党全国委員会サーバへ
のハッキング」は、実際はトランプを引き下ろしたいCIAが行っ
た可能性が出てくる。>(同上)

 

要するに、「プーチンがアメリカ選挙に干渉したのではなく、CIA
が『プーチンのフリをして』干渉したのだ」と。


「・・・・陰謀論だ!!!!!」


確かに。

しかし、「イラク問題」「シリア問題」で、アメリカが大ウソを
ついていたことは事実です。

そして、そのことを、「日本国民の99.9%は知らない」というの
も、また事実。

ですから、「アメリカさんがいうのだから、本当なのでしょう」
と妄信するのはナイーブすぎるかもしれません。

 

▼戦いは、アメリカで起こっている

 

現在、トランプと敵対している勢力は、誰なのでしょうか?


1、アメリカ民主党

これは、当然ですね。

聞いた話でホントかどうかわかりませんが、

オバマとヒラリーは引退せず、「反トランプ工作」を指揮して
いるとか。


2、アメリカ共和党の一部

共和党の中にも、トランプが「親ロシア」「親プーチン」であ
ることを嫌っている勢力があります。

たとえば、元大統領候補のマケインさんなど。


3、マスコミ

トランプさんは、「CNN」「ABC」「ニューヨーク・タイムズ
等を、「偽ニュースばかり流している!」と批判している。

これらのメディアは、選挙戦中、露骨に「反トランプ」「ヒラ
リー支持」でした。

トランプが大統領になってからも、変わらず「反トランプ」を
つづけています。


4、国際金融資本

ダボス会議に出席するような国際金融資本は、当然「グローバ
リスト」。

それで、「ナショナリスト」「保護貿易主義者」のトランプを
嫌っています。

たとえば、ソロスは、「トランプは失敗する!」と断言していま
す。


5、トランプは、「イラク戦争」など、「諜報機関の失敗」を批
判してきました。

諜報機関も、「反トランプ」になっています。

一つの証拠は、フリンさんの辞任ですね。

フリンさんの辞任は、彼とロシア大使の電話の内容が問題にな
ったからです。

誰が「フリンーロシア大使電話会談」を盗聴したのでしょうか


というわけで、トランプさんの現状は、

「まだ国内で権力を掌握できていない状態」である。

 

とても「特殊だ」と感じるのは、大統領選挙が終わった時に、

「リセット」されなかったことです。


普通は、大統領選の勝者が決まれば、そこでいったん戦いは終
わる。

新大統領、最初の100日は批判を控え、好きにやらせてみる。

しかし、トランプさんの場合、「選挙前」と「選挙後」でほと
んど状態が変わっていません。


民主党共和党の一部、マスコミ、国際金融資本、諜報が、か
わらずトランプバッシングをつづけている。

(その際、プーチンは、しばしば「ネタ」「ダシ」にされてい
る。)


現在、全世界どこを見ても、「安定した政権」はないです。

私たちも、「今は1930年代並に変化が激しい。情報不足と判断
ミスが命取りになる」

と自覚し、日々世界情勢をみていきましょう。

 

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