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フレブル君日記

フレブルはゆるいよ

★北朝鮮ミサイル戦力の現状

 

独裁国家・北朝鮮の実像――核・ミサイル・金正恩体制

独裁国家・北朝鮮の実像――核・ミサイル・金正恩体制

 

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


世界が、朝鮮半島に注目しています。

今回は、北朝鮮の「ミサイル戦力の現状」について知っておき
ましょう。

出所は、BBCニュース3月13日です。

 

▼ミサイルの分類

 

まず、ミサイルについて、基本的なことをおさえておきましょう。

射程距離で分類されるのですね。


<ミサイルの射程

短距離 1000キロ以下

準中距離 1000~3000キロ

中距離 3000~5500キロ

大陸間 5500キロ以上

出典・米国科学者連盟(FAS)>

BBCニュース3月13日)


北朝鮮は、どのくらいミサイルを保有しているのでしょうか?


北朝鮮は現在、さまざまな性能のミサイルを合わせて1000発
以上保有していると考えられる。>(同上)


1000発以上!

次に、その内訳と開発の歴史をざっくり見てみましょう。

 

▼短距離ミサイル(1000キロ以下)

 

北朝鮮は1976年、エジプトからソ連製の「スカッドミサイル」
を入手したそうです。

これを基に1980年代半ば、国産短距離ミサイル「火星(ファソ
ン)を製造しはじめた。

北朝鮮が、「火星」で攻撃できるのは、韓国です。

問題はこちら。↓

 

<これらのミサイルは通常弾頭だけでなく、生物・化学弾頭や
核弾頭を塔載できるとも考えられている。

どちらもすでに実験を経て配備済みだ。火星6はイランにも輸出
された。>(BBC3月13日)


北朝鮮は、「生物兵器」「化学兵器」「核兵器」で韓国を攻撃
できる。

 

▼準中距離ミサイル(1000~3000キロ)

 

北朝鮮は1980年代末、今度は準長距離ミサイル「ノドン」の
開発をはじめました。

日本でも、よく知られた名です。

ところで、この「ノドン」で、どこを攻撃できるのでしょうか?

 

<英シンクタンク、国際戦略研究所(IISS)は2016年4月時点
の分析で、ノドンが韓国全土と日本の大半を射程に収めている
と断定した。>(同上)

 

韓国だけでなく、日本の大半を攻撃できる能力がある。

 

▼中距離ミサイル(3000~5500キロ)

 

北朝鮮は数年前から中距離ミサイル「ムスダン」の開発を進め、
実験を繰り返しています。

(「ノドンB」「テポドンX」とも呼ばれる。)

射程距離は、2500キロ~4000キロ。

韓国、日本はもとより、グアムの米軍基地も攻撃できる可能性がある。

 

▼多段式ミサイル

 

北朝鮮は1998年、同国初の多段式ミサイル「テポドン1」(=白頭
山1)の実験を行いました。

以後改良がつづけられ、「テポドン2」(=白頭山2)の発射実験
が行われている。


テポドン2の発射が成功し、その射程が推定される最大の距離ま
で達したとすれば、オーストラリアや米国の一部をはじめとする国
々が射程に入ることになる。>(同上)


なんと、北朝鮮が、オーストラリアも攻撃できるようになると。

 

大陸間弾道ミサイル(5500キロ以上)

 

アメリカ国防総省によると、北朝鮮は現在、「KN-08」(=火星13)
と呼ばれる「大陸間弾道ミサイル」を6発保有しているそうです。

これを使えば、「アメリカ本土」を攻撃できる。

最近、トランプ政権が「北朝鮮攻撃」を検討しはじめた理由は、
まさにこれです。

 

金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長は今年1月、大
陸間弾道ミサイルの開発が「最終段階」にあると宣言した。

その直後には、発射実験が間近に迫っていることを示す兆候も
みられた。>(同上)


しかも「ただ」攻撃できるだけではなく、【核攻撃】できるよ
うになる。

 

北朝鮮がこれに先立ち、核弾頭を小型化したと主張していた
ことも考えると、長距離核兵器の開発が近いかもしれないとい
う可能性はますます高まっている。>(同上)

 

▼あなどれない北朝鮮

 

こうやってミサイル開発、核開発の歴史を見ると、

北朝鮮は、着実に前進していることがわかります。


・短距離ミサイルから徐々に射程距離を伸ばし、ついに大陸間
弾道ミサイルに至ろうとしている。

核兵器実験を繰り返し、ミサイルに搭載できるよう小型化に
も成功したとされる。


振り返ってみると、北朝鮮が「核実験した!」「ミサイル実験
した!」と宣言した。

いわゆる専門家は、毎度毎度「懐疑的な態度」をとっていまし
た。

はじめて北が「核実験に成功した!」と宣言したときも、

「本当に核兵器か疑問だ」などといっていた。

あるいは、「核兵器が製造できても小型化できなければ意味が
ない」などといっていた。


それが今では、北朝鮮核兵器保有していることに疑問をも
つ人はいません。

ミサイルだって、バカにしているうちに、じゃんじゃん日本近
くまで飛んでくるようになった。


北朝鮮は、まだ大陸間弾道ミサイルの開発を終えていません。

しかし、近い将来、必ず完成させることでしょう。


「自分の兄をVXガスで殺した狂人が、アメリカ本土を核攻撃す
る力を手に入れる」


これは本当の脅威なので、トランプ政権も放置できません。

トランプは、習近平をアメリカに招くそうですが、中心テーマ
は、「北朝鮮問題」になるでしょう。


前号でも書きましたが、

 

・アメリカ、中国で「ミサイル」「核兵器」を破壊する。

(これでアメリカの目的は達せられる。)


・後に中国の傀儡政権を北朝鮮にたてる。

(これで、「朝鮮半島をアメリカに渡したくない」中国の
目的が達成する。)


というディールは、可能性があると思います。

 

ミサイル技術のすべて (防衛技術選書―兵器と防衛技術シリーズ)

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