部下が上司より先に帰るのはおかしいのか?

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私の勤めている会社では長時間残業が常態化しています。

しかし、社長が不在の時はスススっとみんな消えます。

つまり、普段の勤務っぷりは擬態というやつです。

かく言う私も社長が居るときは、社長の帰る7時くらいまで会社に残っています。

私の上司は正直者で「社長が居るときはネットしててもいいから、7時まで居てくれ」と言ってきました。

定時が5時30分なのでアホらしいといえばアホらしいのですが、7時くらいまでならと辛抱しています。

 

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

 

このような、何となくに弱い日本人の性質について、山本七平さんは「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))で日本人論を展開しています。

帰っちゃうの?的な空気・・・。

この空気をブチ破って帰るのは、事務の女子のみ。

うらやましいぃ~。

電通の女の子が自殺してしまって以来、大きくマスメディアでも取り上げられているにもかかわらず、いっこうに改まらない空気。

残業代不支給のわが社では、社長が営業に支払っている勤勉手当がみなし残業代ということになっています。

定時に帰るやつは勤勉じゃないという空気が蔓延しているのですね。

 

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

 

まあ、付き合い残業くらいのことなら我慢して済む問題ですが、一国の興国亡国の判断や集団自決となると・・・これは、狂信カルトですよ。

日本のおそろしいところは、武士道の神格化によって国民が洗脳されてきたということです。洗脳したのは明治政府なのですが、その影響は平成の世にも続いています。

明治維新は美化された欺瞞であったことは、勇気ある歴史家によって少しずつ世に広められていますが、まだまだ序の口と言ったところでしょうか。

武士なんて尊敬するようないいもんじゃなかったし、戊辰戦争の悲惨さやその後の佐幕藩への嫌がらせも悲しい現実です。

私が子供のころと一転して、左翼陣営が意気消沈し右翼陣営が気炎を吐いていますが、どっちもロクなもんじゃないですね。

 

帝王学―「貞観政要」の読み方 (日経ビジネス人文庫)

帝王学―「貞観政要」の読み方 (日経ビジネス人文庫)

 

日蓮大聖人様が座右の書とされていた本を御存じでしょうか?

貞観政要という書物です。

山本七平氏は空気社会の打破の処方箋に、貞観政要のエッセンスを凝縮した本を上梓しています。

ドラッカーと同じ考えだと思うのですが、修己治人しかマネジメントも社会政策も、国家間の平和もないのです。

一人一人が善人になり、自分の強みを生かす。

その輪の広がりが地球全体を覆った時が事の寂光土ということでしょう。