フレブル君日記

フレブルはゆるいよ

清水富美加さんの問題は、組織宗教団体ファミリー2世の刷り込み問題である。

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戦後に急拡大した創価学会

昭和45年に国立戒壇を放棄して穏健化したものの、創価学会が支持母体の公明党は政権与党の一角を担っている。

平成に急拡大したのが幸福の科学。宗教組織としての活動もあるようだが、書店での大川総裁の本が有名。イタコ宗教と出版宗教がミックスした教団。

清水富美加さんの出家問題は、2世として宗教団体に加入する家に生まれた人間の宿命を象徴しているような問題だ。

2世であろうと3世であろうと、世代が問題なのではない。

その家に生まれるということは、そういう世界に生まれることを意味している。

村上春樹氏は1Q84 BOOK1-3 文庫 全6巻 完結セット (新潮文庫)でこの問題を文学の俎上にあげている。

 

1Q84 BOOK1-3 文庫 全6巻 完結セット (新潮文庫)

1Q84 BOOK1-3 文庫 全6巻 完結セット (新潮文庫)

 

親の子供のかかわり方にもよるが、子供にとって生殺与奪の一切の権限を持つ親の宗教というのは、人生最大の脅威である。

私も創価学会の狂信者の家に生まれた来歴を持つ。

家は地獄だった。

結婚してから15年も子宝に恵まれなかった創価学会員夫婦。

その夫婦が正本堂の御供養をした途端に懐妊したのだ。

日蓮大聖人様が授けてくださったと啓示を受け取っても不思議ではあるまい(苦笑)。

両親が私を見る目は神の子だった。

座談会でも私の存在自体が体験発表。

狂信者仲間が礼賛の嵐で私を褒めちぎった。

そんな神の子は今年で45歳になりますが、立派なアダルトチルドレンに成長しました(爆笑)。

 

悪霊 1 (光文社古典新訳文庫)

悪霊 1 (光文社古典新訳文庫)

 

19世紀ころまでの西洋社会というのは、社会全体がカルト宗教団体のような世界だったのだ。今のイスラム世界もそうなのかもしれないが。

まさにドストエフスキーが描く世界は、信仰世界に生まれてきた人間の信と不信の葛藤の物語である。ニーチェが挑んだ世界もまさにそのような世界ではなかったか。

親の信仰強制が強くなかったり、親に反抗する勇気があった子供がうらやましい。

私の父は暴力で信仰を強制してきたので、私は反抗できなかった。

ささやかな試みとして大学で哲学科に進めたことだけが幸いだったのかもしれない。

哲学や思想も満足な答えは与えてくれはしなかったが。

人が生まれて死んでいくことに、満足な答えなどないのだろう。

当たり前のように生きている世界は、その存在も目的もまったく意味不明な混沌なのだ。

実存主義思想はキリスト教世界の葛藤から生まれた思想であるから、若いころの私の心をつかんだのだろうと思う。宗教は虚構かもしれないという葛藤。

残念なことにハイデガーサルトルも悪文で読むこと自体が研究課題だったりする。書いた本人以外には意味不明な言葉が続出するし、行き詰って途中で投げ出したり。それでもある程度の了解はできるかもしれない。

しかし、最近の量子力学や人類学は、観念思索のみに頼ってきた実存問題を、一般の人間でも理解できる言葉で語り始めた。

そして人工知能やバイオテクノロジーの発達は、ニーチェの言う超人を生み出そうとし始めている。

私が生きている間には実現しそうにはないが、ナノマシンで不老不死を実現したり、精神をデータ化してコンピュータにアップロードできるようになれば、時空間を自在に人間文明が往来することも可能になるという。

また興味深いのが人間の意識は量子であるとの見解が、あの世から帰ってきた脳神経科学者や、一部の量子力学者によって主張されるようになってきた。

宇宙の謎を知り尽くすことは不可能としても、人類が知りうる領域は無限に広がりそうな予感がする。

 

意識科学 ― 意識が現象を創る

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量子力学と意識の役割 (科学と意識シリーズ (1))

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宇宙一美しい奇跡の数式

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ペンローズの“量子脳”理論―心と意識の科学的基礎をもとめて (ちくま学芸文庫)
 
物質の究極と人間の意識 (MyISBN - デザインエッグ社)

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高次元科学〈2〉気と宇宙意識のサイエンス (The SPACE of SCIENCE)

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クォンタム・セルフ―意識の量子物理学

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まじめな とんでもない世界―宇宙に広がる意識のさざなみ

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心の影〈1〉意識をめぐる未知の科学を探る

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