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フレブル君日記

フレブルはゆるいよ

サピエンス全史が暴いたのは、人類の不幸が運命的なものであるということだった

雑記

 

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

 
サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

 

サピエンス全史が我が町の書店でも平積みになりました。

読みやすくて内容の濃い本です。

ぜひ手に取って読んでみてください。

良質なまとめ記事は以下のサイトに紹介されています。

d.hatena.ne.jp

人類の進化のプロセスの道は不幸への一本道であったことが分かります。

サピエンス全史というタイトルですが、歴史の本というよりは思想書といった感じがします。著者の思索の展開が中心となっていますから。

私たち人類は他の人類を絶滅させたか、もしくは一部交配しながら種として固有の人類となったそうだ。他の人類との決定的違いは、認知革命という虚構を信じる能力を手にしたこと。この能力によって大規模集団行動が可能になり、ライバルを圧倒する力を手に入れたのだそうだ。

著者の言う虚構とは、国家・貨幣・宗教だ。

虚構によって文化・文明を発達させて、豊かな経済社会を形成してきたのが人類史の表の解釈である。

しかし、幸福という観点からみると、これは大いなる詐欺と搾取の歴史であって、人々の生活を豊かにするどころか、素朴な狩猟社会で生きていた我々の祖先よりも不幸になっているという。

それは、現代を世知辛いと感じながら日々生きているので良くわかる。

人類の持つ虚構の能力が、どのように運用されれば幸福になれるのか?それについては明確な解答はない。

具体的な思索が味わいたいならば、中野剛志の「富国と強兵」がお勧めだ。

政経済学序説と銘打たれた著作だが、経済と軍事、我が国の命運を問う心意気が伝わってくる。

 

富国と強兵

富国と強兵