フレブル君日記

フレブルはゆるいよ

「想像してごらん 国なんて無いんだと」From 三橋貴明

イギリスのブレグジットアメリカ大統領選挙

おけるトランプの当選、オーストリア大統領選挙に
おける自由党の健闘、イタリアのレンツィ首相の
国民投票における敗北など、現在の世界は
グローバリズム 対 グローバル化に疲れた国民」
の対立によって動かされています。

右翼 対 左翼。保守 対 リベラル。といった、
旧来の対立構造で世界を理解しようとすると、普通に間違えます。

そもそも、三橋に言わせれば、現在の日本は
右翼も左翼も、保守もリベラルも「グローバリズム」です。
グローバリズムを左翼、リベラル風に
言い換えると「地球市民」となります。

国家を否定し、国家の役割を否定し、国境を嫌悪し、
「ヒトが、モノが、カネが、情報が、地球上において
国境を越えて自由に動き回れるようにしよう」
というグローバリズムの教義には、
別に朝日新聞であっても反対しないでしょう。
実際、朝日新聞TPPを礼賛し続けました。

ジョン・レノンの名曲「イマジン」に、
「Imagine there's no countries
(想像してごらん 国なんて無いんだと)」
という歌詞があります。

うん。実際に国がなくなったら、人々はあらゆる法律、
規制、ルールから「自由」になり、強者が弱者を虐げる、
北斗の拳の「ヒャッハーッ!」な社会が
誕生することになるでしょう。何しろ、
法律を制定する「国」がないのです。

誰にも縛られず、誰の束縛も受けず、
やりたいことがやれる自由な社会。

つまりは、強者が敗者を踏みにじっても、
誰からも批判されないどころか、それが「普通」の世界。

ルールなき世界において、誰もが「フェア」に競争し、
勝ち組と負け組に分かれていく。負けた者は、もちろん自己責任。

その種の弱肉強食の時代が訪れたとして、
それは果たして「人類の進化」なのでしょうか。
三橋は普通に「退化」だと思います。
人類は、獣の時代に戻るのです。

人間が健康で文化的、かつ豊かで安全な生活を送るためには、
健全な共同体としての「国家」が必要なのです。国家が
法律を制定し、「獣の時代」の到来を防ぐ。我々国民は、
有権者として投票し、国家の法律制定に関与する。

少なくとも「方向」としては、国民が主権を行使し、
国家の法律制定に影響力を発揮することが、
「進化である」と表現しても構わないのでは
ないでしょうか。(そういう意味で、
中華人民共和国は相対的に退化した国家です)

無論、話はオールオアナッシングではないため、
「ならば、国家が全てを規制すればいいというのか!?」
などと、極論で反論するのは「頭が悪い人」の誹りを免れません。
完全自由社会と、完全統制国家との間には、
無限のバリエーションがあります。

現在の世界は、国民が置き去りにされ、
「完全自由社会」の方向に天秤が傾いてしまっている。
だからこそ、民主主義による反乱が起きていると解釈するべきです。

2017年も各国で選挙が続き、グローバル化に疲れた
人々の「票」がますます力を持ち始めることになるでしょう。

やはりイギリスのブレグジットは、「例により」大転換の
始まりであったことが確定するのではないかと予想しています。

 

 

 

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---発行者より---


【オススメ】

★★★★★:市川道教のレビュー

今年3月、日銀がマイナス金利など、素人には意味が
全くわからないので少し勉強してみようかなと、
軽い気持ちで、月刊三橋に入会しました。

それまで、政治や経済はあまり自分とは関係ない、
というか、考えても、実質的に自分の力が
及ぶことはないので、真剣に考えてなかった。

しかし、実体経済の原理から、GDP、所得などを
コンテンツで勉強したおかげで、英、独、米での
大きな動きがあった、2016を冷静な目で見ていられた。

大袈裟かも知れませんが、人生で一番、
勉強した1年だったように思います。

また、財政破綻の嘘の話を、友人たちに話すと、
その反応がいろいろで面白かった。

でも、まあ、友人たちの半分は、それでも、
財政が~~、と言い続けてます。

さて、今月というか、今年のまとめは、
CSIS元研究員の某議員のような、あるいは、
パソナ役員の某氏のような、日本の貧困を利用して、
人気取りや利益を得ようとする輩との闘いが
マジで始まったと覚悟することですね。

来年も期待しています、よろしくお願いします。