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【RPE】★なぜトランプと台湾総統の電話会談で、習近平が憤怒するの???

RPE Journal==============================================

 

       ロシア政治経済ジャーナル No.1475


               2016/12/6

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トランプが中国を激怒させています。

 

トランプさんが、中国を、激しく挑発しています。

なんと台湾総統と電話会談した。


<<トランプ氏・蔡氏>米中関係の緊張必至…断交後初の協議

毎日新聞 12/3(土) 22:28配信

 【ワシントン会川晴之、台北・鈴木玲子、北京・石原聖】トラン
プ次期米大統領は2日、台湾の蔡英文総統と電話協議し、安全保障
などの「緊密な結びつき」を確認した。

政権移行チームが発表した。>

 

それにしても、トランプさんと蔡英文総統が電話で話すと、なぜ
中国は激怒するのでしょうか?

 

<中国は台湾を主権国家とは認めておらず、台湾を中国の一部と
主張する「一つの中国」原則の順守を米国に求めてきた。

トランプ氏が台湾独立志向の強い民進党の蔡氏と安全保障問題を
協議したことで米中関係の緊張は必至だ。

米メディアによると、就任前を含めて米大統領が台湾総統と電話
で協議したことが公になったのは、米台が国交を断絶した1979
年以降では初めて。>(同上)

 

アメリカ大統領が台湾総統と電話で協議したのは、国交が断絶し
た1979年以降、初めて!

37年ぶりということで、トランプさんの行動は、「革命的」だっ
たことがわかります。


理解が進むよう、少し歴史を振り返っておきましょう。

1945年、第2次世界大戦が終わりました。

しかし、中国で戦いは終わらず。

国民党と共産党の内戦が激化していった。

1949年10月、共産党は「中華人民共和国」を建国。

1949年12月、国民党は台湾に逃げます。


こうして、中華人民共和国中華民国(台湾)、二つの政権が、
併存することになりました。

しかし、いわゆる中国大陸を支配しているのは、共産党の中華
人民共和国。


さて、2次大戦の結果、ほとんど無傷で唯一の超大国になった
アメリカ。

栄華は長くつづきませんでした。

ライバル・ソ連が、急成長してきた。

ソ連は、

1949年には、はやくも原爆実験に成功。

1955年、今度は水爆実験に成功。

1957年、世界で初の人工衛星スプートニク1号の打ち上げに成
功。

1961年には、世界で初の有人宇宙飛行に成功。


こうした流れを見ると、「昇るソ連、沈むアメリカ」という
感じだった。


1969年、大統領になったニクソンは、

ソ連に勝つために、中国と組むべきだよな~~~」

と考えた。


一方、強大化するソ連は、中国にとっても大いなる脅威になっ
てきました。

1969年、中国とソ連の軍事衝突があり、両国とも「核兵器使用」
を真剣に検討していた。


こういう流れがあって、米中は、和解することになったのです。


米中和解の「トバッチリ」をくらったのが台湾。

アメリカは、中国と組むために、台湾を捨てたのです。

1972年2月、訪中したニクソンは、「台湾に関する5原則」を提
示しました。

 

<1. 中華人民共和国を唯一正当の政府として認め台湾の地位は
未定であることは今後表明しない

2. 台湾独立を支持しない

3. 日本が台湾へ進出することがないようにする

4. 台湾問題を平和的に解決して台湾の大陸への武力奪還を支持
しない

5. 中華人民共和国との関係正常化を求める>


日本人としては、「3」が気になります。

とにかく、アメリカは、「中華人民共和国を唯一正当な政府」と
認めた。


そして、アメリカと中国は1979年、「国交正常化」した。

それから、アメリカ大統領と台湾総統は、電話で話すことがなく
なったと。

37年の伝統を破ったトランプさんに、中国は激怒しています。

 

<中国外務省の耿爽(こう・そう)副報道局長は3日、「米国の関
係方面に厳粛な申し入れを行った」との談話を発表し、抗議したこ
とを明らかにした。

その上で「一つの中国は中米関係の政治的基礎。中米関係が不必要
な妨害を受けないよう促す」として、歴代米政権の「一つの中国」
政策を継承するようトランプ氏に求めた。>(同上)

 

抗議しても、トランプさんは、変わらないでしょう。

トランプさんは選挙戦中、「プーチンと和解する」と公言している
ことで、メチャクチャ叩かれました。

欧米では、「プーチン悪魔化プロパガンダ」がものすごい。


だから、トランプは「プーチンとの和解」を宣言することで、選挙
で有利になるはずがない。

しかし、彼は、最後まで言葉を変えることがありませんでした。

そして、大統領選で勝利すると、すぐロシアとの和解に動いている。


ですから、台湾についても、中国が何をいおうが変わらないと思い
ます。

トランプは、台湾にとって、「もっともすばらしい大統領」になる
可能性があります。

そして、台湾にとっていい大統領は、日本にとってもいい大統領に
なることでしょう。

まあ、まだそんなことをいうのは、早すぎますが・・・。

 

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