フレブル君日記

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【RPE】★安倍総理の「TPP説得」は、トランプに嫌われる確実な方法

RPE Journal==============================================

 

       ロシア政治経済ジャーナル No.1465


               2016/11/17

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安倍総理、「アメリカがTPPに参加するよう」トランプさん
を説得するそうですが・・・・。

 

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


今回は、読者の皆さんにお願いがあります。

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「心から役にたっている!」と思う方だけ、

よろしくお願いいたします! 

北野幸伯

 

では、本題。

安倍総理は今日、トランプさんと会う予定なのですね。

この会談について総理、非常に心配な発言をされています。


<TPPの重要性「米も再認識すると確信」 安倍首相

朝日新聞デジタル 11/16(水) 0:41配信

安倍晋三首相

 昨日も今日もTPPについて国会で審議をしました。

「米国が今、ご承知のような状況なのになぜ日本がTPPの批准
をするんだ」と野党から攻められます。

しかし、保護主義が蔓延(まんえん)しようとする今こそ、自由
貿易の価値を、そして、自由や民主主義や人権、法の支配といっ
た普遍的価値を共有する国々と新たなルールをつくることの意義
を日本こそがリードしなければならないと思っています。

 私は、米国も必ずTPPを含め自由貿易の名の下に世界の新し
いルールを作っていく重要性を再認識していただけるものと確信
をしております。

17日にトランプ次期大統領とも会談する予定であります。>


これ。↑

総理、トランプさんに会ったら、「TPPに入るよう説得する。

彼の考えを変える確信がある」といっているようです。


しかし、

 

1、トランプの考えを変えるのは難しいでしょう。

2、強く説得すれば、「安倍は俺に国民への裏切りを勧める嫌な男」
となる可能性が高い。

 

▼アメリカ国民は、「反グローバル化」だからトランプに投票した

 

ダイヤモンド・オンラインに、

・なぜトランプは勝ったのか?

・トランプと、どうつきあったらいいのか?

について書きました。

勝った理由については、長期的な流れから、直前の動きまで、
三つの要因をあげています。

一番長期のトレンドは、

「アメリカ国民は、グローバル化に嫌気がさしている」。


その「嫌気」を加速させたのが、「ISテロ問題」です。

「グローバリスト」は、「ISテロ」が頻発しても、人の流れを
遮断しない。

要は、「今の支配層では、テロは防げない」と思われている。


そして、直近の要因は、ヒラリーさんも指摘しているように、

「FBIが選挙直前に、私用メール問題の捜査を再開したこと」

この三つを挙げました。


もっとも大きなトレンドは、「反グローバリズム」です。

この部分、ダイヤモンドオンラインから引用してみましょう。


<1つ目の理由は、「グローバル化」への反発である。

「超富豪が世界を牛耳っている」というと、「陰謀論」と捉える
人が大半だろう。

しかし、近年「本当にそうなのではないか?」という事実も出て
きている。

なんと、「世界の大富豪上位62人の資産と、下位36億人の資産は
同じ」だというのだ。

CNN.co.jp1月18日から。(太線筆者、以下同じ)


<オックスファムは今週スイスで開かれる世界経済フォーラム
次総会(ダボス会議)に向け、米経済誌フォーブスの長者番付や
スイスの金融大手クレディ・スイスの資産動向データに基づく2
015年版の年次報告書を発表した。

それによると、上位62人と下位半数に当たる36億人の資産は、
どちらも計1兆7600億ドル(約206兆円)だった。>


<また、上位1%の富裕層が握る資産額は、残り99%の資産額
を上回る水準にあるという。>(同上)


上位1%の資産は、残り99%の資産額より多い!

そして、同報告書によると、格差はますます拡大しつづけている。 

・62人の超富豪と、貧しい36億人の資産は同じ。
・上位1% の資産は、残り99%を超える。
・貧富の差は、ますます拡大している。

このような世界の現状は、陰謀論者でなくても、「おかしい」と
思うだろう。米国でも、そう考える人が増えた。

ところで、「グローバル化」と「貧富の差の拡大」は、どう関係
があるのだろうか?

ここでいう「グローバル化」とは、「人、モノ、金の移動が自由
になること」を意味する。

たとえば、「金の移動」が自由になり、世界の大企業や大富豪た
ちは、普通にオフショアを利用している。

つまり大富豪は、合法的に「税金をほとんど払う必要がない」の
だ。

一方で、「人の移動の自由化」により、たとえば米国に貧しい国
からの移民が殺到している。

労働市場に安い労働力がどんどん供給されるため、元から住んで
いた人たちの賃金は安くなり、職を失う人も多い。

しかし、「労働力が安くなること」を、大企業は歓迎する。

今回の大統領選で、こうした「行きすぎたグローバル化」に反対
の声を挙げた候補が2人いた。

1人は、民主党でヒラリーを追いつめた社会主義者サンダース。

もう1人は、共和党のトランプだ。

トランプ自身は大富豪だが、移民の規制を明言するなど、「反グ
ローバル化」「米国第1主義」を掲げている。>

 

▼トランプにとって反TPPは、「核心」

 

というわけで、彼は、アメリカというか世界的「反グローバリズ
ム」の潮流に乗って勝利した。

具体的に、「反グローバリズム的な政策」ってなんでしょう?


まず、反移民ですね。

特にメキシコなどからの不法移民。

そして、イスラム諸国からの移民。

なぜイスラム諸国からの移民に反対かというと、「誰がISなの
かわからないから」です。


もう一つは、「反TPP」です

なぜ彼は、TPPに反対するのでしょうか?

トランプさんはこういいます。


「TPPはばかげた協定だ。

アメリカが不公平な競争にさらされ、(海外の)安価な労働力に
よって雇用を奪われ、経済が混乱する」


とまあ、こういう認識なわけです。

TPPについては、長くなるので詳細には触れません。

しかし、トランプさんは、ず~~~とこのことを主張している。

そして、彼に投票したアメリカ国民は、「トランプになったら
TPPには参加しない!」

と確信して投票している。


安倍総理は、はじめて会うトランプさんに対し、この「核」の
部分を攻撃するというのです。

「あなたの信念は間違っている!」と。

「あなたの信念を信じて投票したアメリカ国民も間違っている
!」

という意味でもあります。

これは、とても失礼であり、傲慢と思われても仕方ありません。

 

▼まずは、「言いたいことがいえる仲になること」が先決

 

よく「日本人は自己主張が下手。もっと言いたいことをいうべ
きだ!」といわれます。

確かに一理あります。

しかし、初対面の人に対し、いきなり長年の信念を否定すれば
、当然相手からは好かれないでしょう。

相手から好かれなければ、以後何をいっても聞かれなくなりま
す。


1、相手に好かれる → 2、なんでも言える仲になる ○


という順番。


1、なんでもいいたいことを言う → 2、相手に好かれる ×


こうはならないこと、私たちは経験的に知っています。


「社長、あなたは無能ですね!

なぜあなたが無能なのか、いまから論理的に説明しましょう」


この社員が本当のことをいっているとしても、まず出世はし
ないでしょう。

それより、


「私は、社長を尊敬しています!」


という人であれば、後々


「君は、この問題について、どう思うかね?」


と聞かれることでしょう。


というわけで安倍総理

トランプさんとの初対面で、相手の信念にドロップキックする
ようなことは、是非やめていただきたいと思います。

初対面では、


1、トランプさんへの尊敬を示すこと

2、「偉大なアメリカを取り戻す」というトランプさんのスロー
ガンを「絶対支持する!」と伝えること

3、「日米安保は不公平だ」というトランプさんの意見は正しく、

日本は、「片務を双務にするよう努力している」事実を伝える
こと

で十分です。


安倍総理とトランプさんの関係は、2人だけの関係ではありませ
ん。

日本とアメリカの関係、

日本の安全保障にも深く関わる問題です。


ですから、TPPの話で説教し、「上から目線のイヤな奴!」と
思われないよう、くれぐれも注意していただきたいと思います。

 

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