フレブル君日記

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【RPE】★【第3次世界大戦】を恐れるロシア国民

RPE Journal==============================================

 

       ロシア政治経済ジャーナル No.1457


               2016/11/3

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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


ロシア国民の約半数は、「第3次世界大戦が起こる可能性がある」
と恐れているそうです。


<ロシア国民の半数「シリア空爆は第3次大戦の引き金」 世論
調査

AFP=時事 11/1(火) 9:16配信

【AFP=時事】ロシア国民の半数近くは、ロシアがシリアで行っ
ている空爆作戦が引き金となり第3次世界大戦が勃発することを
恐れている──。

ロシアで10月31日、こんな世論調査結果が発表された。>

 

復習しておきましょう。

シリアでは、2011年から内戦がつづいています。

ロシア、イランは、シリアのアサド現政権を支援している。

アメリカ、欧州、サウジ、トルコなどは、「反アサド派」を支
援している。

とはいえ、停戦にむけた努力もあります。

アメリカとロシアにより今年2月、アサド、反アサド派が停戦
合意に達しました。

しかし、後に崩壊。


9月9日、アメリカとロシアは、2度目の「シリア停戦」で合意
します。

9月12日、停戦合意が発効しました。

ところが9月17日、事件が起こります。


アメリカの空爆で、ロシアが支援するアサド軍の兵士が60人以上
死んだ。

アメリカは、「誤爆だ」と説明しましたが、ロシア側はこれを信
じませんでした。

カーター国防長官が、「停戦をぶち壊すために、わざとやらせた
」というのが、ロシアの見方です。


2度目の停戦は1週間で崩壊。

以後、アメリカとロシアの関係は、急速に悪化していきます。

10月4日、ロシアは、シリア・タルトゥスの海軍基地に地対空ミ
サイルS300を配備しました。

反アサドは航空戦力をもたない。

つまり、これは反アサド派と戦うための武器ではない。

アメリカ軍がアサド軍を空爆しはじめたら、撃ち落とすため。

つまり、「アメリカ軍と戦うため」なのです。


これらの目的は、ロシアのテレビニュースで大々的に放送され
ていて、ロシア国民は不安になっている。


<調査はロシアの独立系調査機関レバダ・センター(Levada Ce
ntre)が先週実施した。

それによると、国民の48%が「ロシアと西側諸国との間で緊張
が高まり、第3次世界大戦に発展しかねない」との懸念を抱い
ていることが分かった。

この割合は今年7月の29%から跳ね上がった。>(同上)

 

48%が、「シリア問題が発展し第3次大戦が起こる可能性があ
る」と考えている。

二回目の停戦合意が壊れ、米ロ関係が急速に悪化したことと関
係があるのでしょう。

 

<ロシア政府による空爆はロシアの対外イメージに悪影響を及ぼ
していると思うと回答した割合も32%と、昨年11月の16%から倍
増した。>(同上)

 

「ロシア政府による空爆は、ロシアの対外イメージに悪影響を及
ぼしている」

と考える人が増えている。

ここだけ見ると、「嗚呼、ロシア国民も『反戦』『反プーチン
になっているのだな~」と思えます。

ところが、そうではないのです。

 

<一方で、ロシアの空爆を支持すると答えた人は52%に達し、反
対の26%を大きく上回った。

ロシアは「シリア問題への介入」を継続するべきだとした割合も
49%に上り、そう思わないと答えた人の28%を圧倒した。>

(同上)

 

この件、すこし補足が必要でしょう。

ロシア国民は、「合法的政権であるアサドを守るのは、『正義の
戦い』」と信じています。

つまり、「空爆が対外イメージに悪影響を与えている」というの
は、空爆が「悪いこと」だからではなく、

「ロシアが情報戦で負けているからだ」と考えている。

ロシア国民は、「善悪論でいえば、ロシアは絶対的に善なのだ」
と考えている。

(なかなか、日本国民には、理解しがたいと思いますが・・・。)

そんな意識が、「空爆支持52%、シリア介入支持49%」という
数字に表れているのです。

 

▼米ロ関係悪化は、アメリカ大統領選まで?


アメリカの選挙戦がいよいよ最終局面に入っています。

「トランプにセクハラされた女性」が11人も参戦し、

「ヒラリー勝利は確実か!」と思われていました。


しかし、FBIがヒラリーの「メール問題」捜査を再開したことで、
現在支持率は拮抗しています。

ヒラリーは、トランプが「プーチンと協力してISと戦う」と主
張しているので、


プーチンは悪魔のような男

・トランプはプーチンの傀儡


というプロパガンダを熱心に行っています。

米ロ関係が非常に悪化して見えるのは、おそらくこれと関係が
あるのでしょう。

ちなみにヒラリーは、「いつも反ロ」と考えられていますが、
そうではありません。

彼女が国務長官を務めた09~13年、米ロは「再起動」の時代で
関係は極めて良好だったのです。

現在ヒラリーが、熱心にプーチンをたたいているのは、それが

「トランプに勝つために必要だから」でしょう。

トランプはもとから「親プーチン」なので、11月8日以降、ど
っちが勝っても米ロ関係は穏やかになっていくことでしょう。

 

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