フレブル君日記

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RPE ★人民解放軍が尖閣に上陸したらどうする?

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


メルマガ前号で、中国が挑発をどんどん強めている現実を書き
ました。

(証拠記事抜きで)おさらいすると、


・6月9日、中国とロシアの軍艦が尖閣周辺の接続水域に入った。

・6月15日、鹿児島県付近の領海に中国軍艦が侵入。

・6月17日、航空自衛隊機と中国軍機が、「ドッグファイト」状
態に。

・6月30日、自衛隊トップの河野克俊統合幕僚長は、今年4~6
月に日本領空に接近した中国軍機に対する航空自衛隊戦闘機の
緊急発進(スクランブル)回数が、約200回だったことを明ら
かにした。

・8月6日、尖閣諸島周辺の接続水域に、中国海警局の公船7隻と
漁船230隻が進入。


このように、中国は、挑発のレベルを着実に上げてきているの
で、

「このままでは確実に日中戦争になる」という話をしました。


そこで、今回は、「人民解放軍尖閣に上陸したらどうするの?」
という話をしたいと思います。

テキストは、全国民必読の書


●中国4.0 ~ 暴発する中華帝国 エドワード・ルトワック

(詳細は→ http://tinyurl.com/ht5l83a )


です。

こんなお得な本は、メッタにありません。

たったの780円で、「世界最高の戦略家」と呼ばれるルトワッ
クさんの考えを知ることができる。

しかもこれは、「日本人のためだけに」書かれた本。

巻末には、再臨の諸葛孔明・奥山真司先生の詳細な解説もある。

迷わずご一読ください。

そして、今回の話は、「アメリカはアテになるのか?」という話
も深くかかわってきます。

「ヒラリーさんの本当に不都合な真実」についてダイヤモンド・
オンラインさんに記事を書きました。

こちらも、ぜひご一読ください。

とても重要な内容です。↓
http://diamond.jp/articles/-/97964

 

▼中国の今の戦略と、対処法

 

ルトワックさんは、「中国の戦略は15年間で3回も変わった」と
いいます。


・中国1.0(2000~09年)=「平和的台頭」

これは、ルトワックさんも大絶賛のすばらしい戦略。

中国は、誰にも警戒されることなく、世界第2の大国になること
ができた。


・中国2.0(09~14年)= 「対外強硬路線」

08年からはじまった「100年に一度の大不況」で、中国はアメリ
カの没落を確信。

「もう邪魔するものはない!」とばかりに、「平和的台頭」戦
略を捨て去り、

「強硬路線」に転じます。

日本、ベトナム、フィリピン、その他東南アジア諸国、インド
などなど、あちこちで問題を起こすようになりました。


・中国3.0(14年~ )= 「選択的攻撃」

ところが「強硬路線」による反発が強まった。

結果として、中国は孤立して追い詰められていった。

そこで14年、「選択的攻撃」戦略に転じたのです。

その本質は、


<彼らは抵抗の無いところには攻撃的に出て、

抵抗があれば止めるという行動に出た>(58p)

 

この「抵抗があれば止める」というのが大事です。

いつも書いているように、「アメリカ以上に」中国を挑発して
はいけません。

しかし、中国が日本の主権を侵害するような行為をしたら、

「抵抗」しなければならない。

抵抗しなければ、彼らは「どこまでいいのかな?」と、どんど
ん浸食してきます。

しかし、ベトナムのように抵抗すれば、「ああ、これはダメな
んだ」と引っ込む。

ベトナムにできて日本にできないはずがありません。

 

▼「尖閣有事」でアメリカは日本を守るか?

 

尖閣有事の際、アメリカは日本を守ってくれるのか?」

これは、日本国内で大きな論争になっていました。

ルトワックさんの見解はどうなのでしょうか?


<率直に言って、アメリカは、現状では日本の島の防衛までは面
倒を見切れないのである。>(148p)


<端的に言って、これらを守るのは、完全に日本側の責任だ。>

(同上)

<日本が自ら対処すべき問題なのである。>(同上)

 

誤解のないように書いておきますが、ルトワックさんは、

日米安保は機能していない」とか、

「アメリカには日本を守る気がない」とかいっているのではあり
ません。


<たしかにアメリカという同盟国は、日本を「守る」能力と意志
を持っている。

しかし、この「守る」とは、「日本の根幹としての統治機構シス
テムを守る」という意味である。

中国軍が日本の本州に上陸しようとしても、アメリカはそれを阻
止できる>

(同上)


どうも尖閣に関していえば、「自分で守る!」という決意を固め
る必要がありそうです。

 

尖閣を守るために必要な三つのこと

 

ルトワックさんは、日本が中国の脅威に対抗するために、「三つ
のこと」が必要だといっています。


1、物理的手段(船、飛行機など)

2、法制上の整備

3、政治的コンセンサス


要するに、日本は「中国軍尖閣に上陸したことを想定し、それ
に備えよ!」といっている。


尖閣防衛に必要な武器を確保し、

・即座に尖閣奪回に動けるような法整備をし、

・「中国軍尖閣に上陸したら、即日奪回する!」という政治的
コンセンサスを今からつくっておく


もっと具体的に書いています


<より具体的に言えば、

(A)「領土を守る」という国民的コンセンサスと、

(B)それを実現するためのメカニズム、

つまり電話をとって自衛隊尖閣奪回を指示できる仕組みの両
方が必要になる。>(150p)

 

人民解放軍がある日、尖閣に上陸した。

それを知った安倍総理は、自衛隊トップに電話をし、

尖閣をいますぐ奪回してきてください!」という。

自衛隊トップは、「わかりました。いってきます」といい、

尖閣を奪回してきた。


こういう迅速さが必要だというのです。

なぜ?

ぐずぐずしていたら、「手遅れ」になるからです。


<ここで肝に銘じておくべきなのは、

「ああ、危機が発生してしまった。

まずアメリカや国連に相談しよう」

などと言っていたら、島はもう戻ってこないということだ。

ウクライナがそのようにしてクリミア半島を失ったことは
記憶に新しい。> (152p)

 

安倍総理は、「人民解放軍尖閣に上陸した」と報告を受けた。

「どうしよう・・・」と悩んだ総理は、いつもの癖で、アメリ
カに相談することにした。

そして、「国連安保理で話しあってもらおう」と決めた。

そうこうしているうちに3日過ぎてしまった。

尖閣周辺は中国の軍艦で埋め尽くされ、誰も手出しできない。

アメリカ軍は、「ソーリー、トゥーレイトゥ」といって、動かな
い。

国連は、常任理事国中国が拒否権を使うので、制裁もできない。

かくして日本は、尖閣を失いました。

習近平の人気は頂点に達し、「次は日本が不法占拠している沖
縄を取り戻す!」と宣言した。

こんなことにならないよう、政府はしっかり準備しておいてほ
しいと思います。

 

▼多元的な阻止能力とは?

 

ルトワックさん、さらに細かい話をされています。

今の段階から、「人民解放軍尖閣に上陸した」ことを想定し、


海上保安庁に任務を与える

海上自衛隊に任務を与える

陸上自衛隊に任務を与える

航空自衛隊にも任務を与える(制空権を掌握し、島を隔離する)


これは軍事面ですね。

次にルトワックさん、「外交面」についても書いておられます。

尖閣有事」の際、外務省はどう動くべきなのか?

いまから「準備をしておくことが大事」だそうです。

 


<外務省も、中国を尖閣から追い出すための独自の計画をもたな
ければならない。

中国が占拠した場合を想定して、アメリカ、インドネシア、ベト
ナム、

そしてEUなどへの外交的対応策を予め用意しておくのだ。>

(171p)


では、外務省は具体的に何をするべきなのでしょうか?

ルトワックさんは例として、こんな提案をしています。


<たとえば中国からの貨物を行政的手段で止める方策なども
有効であろう。

EUに依頼して、軍事的な手段によらずに、中国からの貨物処
理の手続きのスピードを遅らせるよう手配するのだ。

(中略)

こうすれば、中国は、グローバルな規模で実質的に「貿易取
引禁止状態」に直面することになる。

(中略)

全体としては、かなり深刻な状況に追い込まれるはずだ。>

(171p)

 

結論をいえば、

「日本政府は今から、

人民解放軍尖閣に上陸したら、何をすべきか、決めておくこと
が必要」

ということですね。

読者さんの中で総理をご存知の方がいれば、ぜひ教えてあげてく
ださい。

今回の話、メルマガという媒体では、やはり限界があります。

ルトワックさんの詳細な解説を知りたい方は、いますぐこちらを
ご一読ください。

 

 

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