フレブル君日記

フレブルはゆるいよ

熊本地震に思う

安国論奥書 文永六年(1269年)十二月八日 聖寿四十八歳御著作

 
 文応元年〈太歳庚申〉之を勘ふ。正嘉に之を始めてより文応元年に勘へ畢んぬ。
 去ぬる正嘉元年〈太歳丁巳〉八月二十三日戌亥の刻の大地震を見て之を勘ふ。
 其の後文応元年〈太歳庚申〉七月十六日を以て、宿屋禅門に付して、故最明寺入道殿に奉れり。 

 其の後文永元年〈太歳甲子〉七月五日大明星の時、弥々此の災の根源を知る。
 文応元年〈太歳庚申〉より文永五年〈太歳戊辰〉後正月十八日に至るまで九箇年を経て、西方大蒙古国より我が朝を襲ふべきの由牒状之を渡す。
 又同六年重ねて牒状之を渡す。
 既に勘文之に叶ふ。之に準じて之を思ふに、未来も亦然るべきか。
 此の書は徴有る文なり。是偏に日蓮が力に非ず、法華経の真文の感応の至す所か。

 文永六年〈太歳己巳〉十二月八日 之を写す。

 昨日の夜、熊本県震度7の激震が発生した。

1990.11.16の池田スピーチにより、創価学会の造反が確定してから、日本の国に発生した三災七難は立正安国論の通りであった。

私は1990年に18歳であったが、今年で44歳になろうとしている。

この26年間ほどの間に、立正安国論を思い起こすことは幾度もあった。

雲仙普賢岳噴火

バブル崩壊

奥尻地震

阪神淡路大震災

オウム真理教テロ

金融機関倒産

猟奇的殺人事件多発

インド洋沖大地震

中越地震

東日本大震災

福島原発災害

 但し人の心は時に随って移り、物の性は境に依って改まる。譬へば猶水中の月の波に動き、陣前の軍の剣に靡くがごとし。汝当座に信ずと雖も後定めて永く忘れん。
 若し先づ国土を安んじて現当を祈らんと欲せば、速やかに情慮を廻らし怱いで対治を加へよ。
 所以は何。
 薬師経の七難の内、五難忽ちに起こり二難猶残れり。所以、他国侵逼の難・自界叛逆の難なり。
 大集経の三災の内、二災早く顕はれ一災未だ起こらず。所以、兵革の災なり。
 金光明経の内、種々の災過一々に起こると雖も、他方の怨賊国内を侵掠する、此の災未だ露はれず、此の難未だ来たらず。
 仁王経の七難の内、六難今盛んにして一難未だ現ぜず。所以、四方の賊来たりて国を侵すの難なり。
 加之、国土乱れん時は先づ鬼神乱る、鬼神乱るるが故に万民乱ると。
 今此の文に就いて具に事の情を案ずるに、百鬼早く乱れ万民多く亡ぶ。先難是明らかなり、後災何ぞ疑はん。
 若し残る所の難、悪法の科に依って並び起こり競ひ来たらば、其の時何が為んや。
 帝王は国家を基として天下を治め、人臣は田園を領して世上を保つ。
 而るに他方の賊来たりて其の国を侵逼し、自界叛逆して其の地を掠領せば、豈驚かざらんや、豈騒がざらんや。国を失ひ家を滅せば何れの所にか世を遁れん。

立正安国論  文応元年(1260年)七月十六日 聖寿三十九歳御著作

雲仙普賢岳が噴火したのが1990.11.17であったが、池田スピーチの翌日であったことは偶然であろうか。

終戦後からの左翼暴動やオウムのテロも自界叛逆であったとは言えようが、現在の自衛隊制服組の台頭から連想される、軍事クーデターに比べれば序の口である。

地震に限って言えば、東海・東南海・南海・首都直下の時限爆弾は、未だ暴発していないだけである。国債・地方債の残高は1000兆円の峠をとっくに越してしまい、マイナス金利という異常事態に突入してしまった。

疫病の大被害だけは、現在では実感できない状況であるが、人の予測や防疫を簡単に突破する事態も近いかもしれない。医療保険制度が崩壊し、在宅医療に重心がシフトすれば衛生状態の悪化は一瞬にして起こるのであるから。

 

汝早く信仰の寸心を改めて、速やかに実乗の一善に帰せよ。
 然れば則ち三界は皆仏国なり、仏国其れ衰へんや。十方は悉く宝土なり、宝土何ぞ壊れんや。国に衰微無く土に破壊無くんば、身は是安全にして、心は是禅定ならん。
 此の詞此の言信ずべく崇むべし。
 客の曰く、今生後生誰か慎まざらん、誰か和はざらん。
 此の経文を被きて具に仏語を承るに、誹謗の科至って重く毀謗の罪誠に深し。
 我一仏を信じて諸仏を抛ち、三部経を仰ぎて諸経を閣きしは、是私曲の思ひに非ず、則ち先達の詞に随ひしなり。十方の諸人も亦復是くの如くなるべし。
 今世には性心を労し、来生には阿鼻に堕せんこと、文明らかに理詳らかなり疑ふべからず。
 弥貴公の慈誨を仰ぎ、益愚客の癡心を開き、速やかに対治を廻らして早く泰平を致し、先づ生前を安んじ更に没後を扶けん。
 唯我が信ずるのみに非ず、又他の誤りをも誡めんのみ。

立正安国論 末文

実乗の一善とは戒壇の大御本尊様であり、帰せよとは日蓮正宗の信仰に帰依しなさいということではないだろうか。

 

 

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立正安国論ほか (中公クラシックス)

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御会式捧読 立正安国論並御申状 付通解

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立正安国論 (英訳御書 第 2巻)

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立正安國論 中文版

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