フレブル君日記

フレブルはゆるいよ

★中国4.0 中国の失敗と日本への教訓

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。

前号は、「トランプが大統領になれば、アメリカの没落は加速する」
という話でした。

そして、今回は、「トランプの在日米軍撤退論」について書くと予告
していました。

しかし、長くなりそうですので、ダイヤモンド・オンラインさんの方
に書かせていただきます。

記事の掲載が決まりましたらお知らせしますので、今しばらくお待ち
ください。


さて、先日、「再臨の諸葛孔明」奥山真司先生から、「全日本国民必
読」の超名著をプレゼントしていただきました。


「世界3大戦略家」エドワード・ルトワックさんの

 

●中国4.0 ~ 暴発する中華帝国

 

中国4.0 暴発する中華帝国 (文春新書)

中国4.0 暴発する中華帝国 (文春新書)

 

 

 

この本のすごいところ。

世界3大戦略家のルトワックさんが、「日本のためだけに書いた本」
(!)ということ。

正確にいうと、「日本のためだけに語った本」。

どういう話かというと、2015年10月にルトワックさんが来日した。

奥山先生が、6回インタビューを行い、それをベースに本がつくら
れたのです。


「日本国民のためのルトワック本」ということで、まさに「全日
本国民必読の書」に仕上がっています。

そして、極めつけは6章。

6章では、世界的地政学者である奥山先生が、時に難解なルトワッ
ク理論を、「中学生でもわかるように」解説してくださっていま
す。


「世界の未来を知りたい」

「中国の未来を知りたい」

「日本の未来と針路を知りたい」


という方は必読です。

お値段も780円とお手頃ですので、迷うことなくご一読ください。


●中国4.0 ~ 暴発する中華帝国

 

中国4.0 暴発する中華帝国 (文春新書)

中国4.0 暴発する中華帝国 (文春新書)

 

 


そして、いまやミアシャイマー、ルトワックといった世界的賢人と
直接交流をもつようになられた奥山先生。

奥山先生と、日本を代表するリアリスト・和田先生、管理人先生が
出されている必読無料メルマガがあります。

こちらも、是非チェックしてみてください。

http://www.mag2.com/m/0000110606.html

 

▼中国4.0とは?

 

これで終わったら、「本の宣伝だけかよ!」ということになります
ね。

少し、興味深い話をしておきましょう。

本のタイトルは、「中国4.0」といいます。

ということは、中国1.0、中国2.0、中国3.0 もあるということで
す。


中国1.0 は 「平和的台頭」です。

期間は、2000~09年。

中国は、どこの国からもほとんど警戒されないまま、世界第2の大
国になることに成功します。


中国2.0は、「対外強硬路線」です。

期間は09~14年。

08年にアメリカ発「100年に1度の大不況」が起こりました。

これでアメリカはボロボロになり、中国はボロボロにならなかった。

中国は、「アメリカは没落していく。ついに俺たちが自由にできる
時代が来た!」

と確信します。

そして、東シナ海でも南シナ海でも、「強硬路線」をとることにし
ました。

ところが、中国の予想に反し、日本もベトナムもフィリピンも屈し
なかった。

これらの国は、「反中」で連携を強めていった。

フィリピンは、一度追い出した米軍に、「戻ってきてください!」
と懇願し、それを実現させた。


中国3.0は、2015年からです。

つまり、今中国は「3.0」の時代である。

これは、「選択的攻撃」です。

つまり、「2.0」のように、「全面攻撃」ではなく、


「抵抗の少ないところではさらに攻撃をつづけ、

抵抗の強いところでは、攻撃をやめる」


ルトワックさん、中国2.0と3.0は、「失敗だ」と断言しています。

そして、中国にとって

 

「究極の最適な戦略」

 

を提案している。

それが、「中国4.0」だというわけです。


「究極の最適な戦略・中国4.0ってなんですか????????」

 

申し訳ありません。

ネタバレになりますので、本をご一読ください。

 

▼なぜ国は、時に大失敗を犯すのか?

 

ルトワックさんは、「平和的台頭」の「中国1.0」を高く評価し
ています。

確かに、「世界2位の大国になるまで、まったく抵抗を受けずに
台頭した」

というのは、驚くべき成功です。


では、なぜ中国は成功していた戦略「1.0」を捨て去り、アグレ
ッシブな「2.0」に移行し、失敗したのでしょうか?

ルトワックさんは、「感情が国策を誤らせる」と表現しています。

 

<ではなぜ、優秀な人材が溢れているアメリカ、日本、中国のよ
うな大国で、

時に国策を誤る事態が起きてしまうのか?

それは、冷静な考えが最も必要とされる瞬間に、突然の感情の激
流、

つまり「疾風怒濤」に人々が襲われてしまうからだ。>(94p)


そしてルトワックさんは、「感情に支配され失敗した例」として、


1941年の日本、(無謀な真珠湾攻撃

2003年のアメリカ、(愚かなイラク戦争

2009年の中国


をあげました。

 

▼中国4.0と日本の教訓

 

ここから、ルトワックさんではなく、私の考えです。

私は、26年前にモスクワに留学し、日本が世界中の人から愛され
ていることを知りました。

それで、メルマガでも本でも、「自虐史観を捨てましょう」と書
いています。

そして、うれしいことに、自虐史観病におかされた日本人の数は
急速に減っています。


しかし、一方で、「副作用」が出ている気がします。

それはなんでしょうか?


「脱自虐史観」とは、


「いつでも強く自己主張すること」

「他国の利益を無視しても自国の利益をとりにいくこと」


と考えている人がいるようなのです。

これは、「脱自虐史観」ではなく、(悪い意味での)「民族主義
です。

私たちは、ルトワックさんの教訓を素直に聞き、


「感情に支配されて国策を誤る」ことがないよう、常に警戒する
必要があります。


ルトワックさんは、「平和的台頭」の「中国1.0」を高く評価し、

「対外強硬路線」の「中国2.0」を「失敗」と断言しています。


日本だって同じこと。

「平和的台頭」の方が、「対外強硬路線」よりいいに決まっています。


私が短いメルマガで書いても、説得力はイマイチかもしれません。

是非こちらをご一読いただき、「日本の針路」について熟考していた
だきたいと思います。

 

●中国4.0 ~ 暴発する中華帝国

 

中国4.0 暴発する中華帝国 (文春新書)

中国4.0 暴発する中華帝国 (文春新書)