フレブル君日記

フレブルはゆるいよ

御講と法話④

 

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【信心をもっての聞法】

仏教では聞・思・修(もん・し・しゅう)の三慧ということが説かれています。総本山第六十七世日顕上人猊下の御指南(大日蓮616号39頁)にもありましたが、いまは御意を拝して要点を引用させていただきます。
いわゆる聞慧(もんえ)とは、まず己(おの)れを空(むな)しくして御法門の話を聞くことです。すると、正しく聞けばそこから智慧が涌いてくるもので、これを思慧(しえ)といいます。その思慧がさらに進むと、受持信行する三大秘法の功徳が根本となり、あらゆることが宛然(えんねん)と、心中に決定して顕れてくるので、これが修慧(しゅうえ)であると、大要このように御指南されています。
ここでも最初にくるのが聞慧です。すなわち御僧侶による説法・法話をまずは正しく聞くということです。そこから、自身の信心を改めて見つめ直すこともできますし、さらに進んでより高い境界から、信心の喜びを他の人へも説いていく、すなわち修慧が折伏という形で顕れていきます。寺院での御僧侶の法話も、目的はここにあるというべきです。
よく、「法門は毛孔(もうこう=毛穴)から入る」と言われてます。聴聞の最中、居眠りが出てもそれが許される言い訳に使われることもありますが、本来の意味は、別なところにあると思うのです。すなわち本宗の説法・法話について、日有上人は、
「竪(たて)に一宗の建立の様を一筋(ひとすじ)云ひ立つるは説法なり、是をば当宗にゆるすべきなり」(化儀抄36条)
と御指南されています。宗祖大聖人よりの信心のあり方を一筋、率直(そっちょく)に説き示していくのが本宗の説法であり、天台流の、智慧を表にした理論的な説法は戒められています。それは大聖人の仏法が、末法の凡夫を対象として建立された宗旨であるからです。信心を表した説法・法話であれば、聴衆の側においても信心をもって聴聞(ちょうもん)することが肝要です。
すなわち聴聞の人が、信心をもって説法・法話の席に連なるゆえに、たとえその内容に十分理解できないところがあっても、法門は毛孔から入って、心身を益(やく)するのです。ここが通常の講演や演説を聞くのとは違うところです。
日蓮大聖人様は『新池御書』に、
「何としても此の経の心をしれる僧に近づき、弥(いよいよ)法の道理を聴聞して信心の歩(あゆ)みを運ぶべし」(新1457)
と仰せられています。寺院で奉修される月々の御講には、御書を持参して、毎月欠かさず参詣したいものです。


今回は妙教平成9年11月号の化儀シリーズより「御講と法話」をメルマガに致しました。

今回、このお話を選んだ理由は、今日は今年度最初の御報恩御講(別名初御講)の日ですので、このお話を選びました。

じつは、今から20年以上前のお話ですが、あるお寺では寺院参詣者が1人もいないため、御報恩御講の時の御法話は、壁に向かって法話をされたのです。
このようなことを言いますと、嘘だと思う方もいらしゃると思いますが、群馬布教区の善成(ぜんじょう)寺様は、本当に当時は1人も信徒がいなかった為に、毎月の御報恩御講の時の御法話は壁に向かってお話をされたのです。

このお寺は、近くに学会のはるな墓園ができたことにより、学会が建立した寺院で、学会の教義逸脱問題が起きた時には、学会員の参詣は当然ありませんしまた、当時は法華講も結成されていなかったことから、本当に参詣者が1人もいなかったのです。

「御報恩御講の時に、参詣者が1人もいない時は、壁に向かって法話をしなさい」
と御指南されたのは、時の御法主総本山第66世日達上人猊下で、日達上人猊下が御法主上人猊下の時にも、学会の教義逸脱問題が起きまして、その時に日達上人猊下は、御僧侶方が集まった指導会の席で、先程の御指南をされたのです。

今は殆ど寺院には、法華講が結成されておりますが、まだ法華講が結成されていない寺院でも、直属の信徒がおられますので、壁に向かって法話をされていないと思います。

今日は先程も申し上げましたが、今日は宗祖日蓮大聖人様御報恩御講の日で、別名初御講の日です。
1人でも多くの方が、寺院に参詣されますことを、願って止みませんが、年末の疲れがとれないうちに、仕事始めになり、体調を崩されている方や、私事で恐縮致しますが、自分の母のように、お身体の不自由な方、場所によっては雪で行きたくても行けない方も、いらっしゃると思いますが、そのような方は行かれる方に、御供養をお寺に行かれる方お願いして持って頂き、後でどのような御法話だったか伺うのも、大事なことだと思います。

できましたら、一人でも多くの方をお誘いし、寺院に参詣し、御僧侶様の御法話拝聴されますことを、お願い申し上げまして、今回のお話を終わりに致しますが、今が一番寒い時期ですので、くれぐれも健康管理に十分注意されまして、日々をお過ごしください。


達郎


m(_ _)m

 

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