【裏世界史】★プーチンとアメリカの12年戦争

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


2014年3月、ロシアがクリミアを併合しました。

その後から現在にいたるまで、


「米ロ新冷戦がはじまった!」

「いや、米ロ新冷戦にはならない!」


といった話が巷ではされています。

しかし、世界中でRPEの読者さん(昔からの)だけはご存知です。

アメリカとロシアの戦争は、12年前の03年にはじまったのです。

全部詳細に書いたら、一冊本が書けるような話。

ですから、ここでは簡潔に書くことにします。

どこで証拠をゲットできるかは、後ほど。


▼アメリカ一極時代の到来


1991年末、ソ連が崩壊しました。

それまで、世界にはアメリカとソ連、二つの極があった。。

二つのうち一つがなくなり、世界には一極しかなくなったのです。


そう、「アメリカ一極時代」到来です。

クリントンの時代、アメリカは、「冷戦勝利の美酒」を存分に味わ
いました。

アメリカに軍事力で対抗できる勢力は存在しない。

経済も、ITバブルで一人勝ち。

第2次大戦直後の繁栄が戻ってきたようでした。


▼アメリカ一極時代の陰り


しかし、栄華は長くつづきませんでした。

新世紀に入りブッシュの時代になると、すべてがうまくいかなくな
ります。

まず、ITバブルが崩壊した。

01年には、「9.11」が起こった。

アフガニスタンタリバン政権は、「9.11の黒幕」とされるビン・ラ
ディンを匿っている。

アメリカは、それを口実にアフガン戦争を開始しました。

02年、ブッシュは、アフガンにつづいてイラク攻撃の準備を開始
しました。

しかし、国連安保理常任理事国のフランス、ロシア、中国が反対。

ドイツも反対。

それでアメリカは、安保理を無視して一方的に攻撃を開始しました。


プーチン対アメリカの戦争勃発


フセイン政権を速やかに打倒したアメリカ。

(戦争自体は、それ以後も長くつづいたが。)

次に目をつけたのが、ロシアの石油利権でした。

ロシアは2000年から、KGB出身のプーチンが大統領になってい
ます。

03年、エクソン・モービルシェブロン・テキサコは、ロシアの石
油最大手ユコスの買収交渉を行っていました。

アメリカは、資源超大国ロシアの石油最大手を支配下におこう
としていたのです。

プーチンはこれを許すことができず、ユコス社長のホドルコフス
キーを逮捕させました。

イラクの石油利権をゲットし、次にロシアの利権を狙ったアメリ
カの野望は阻止された。

激怒したアメリカの支配者たち。

03年、旧ソ連グルジアで「バラ革命」を起こし、親米反ロの
傀儡政権を樹立しました。

04年、今度は(今また話題の)ウクライナで「オレンジ革命」を
起こし、親米反ロの傀儡政権を樹立しました。

05年、中央アジアキルギスで「チューリップ革命」を起こし、親
米反ロの傀儡政権を樹立しました。

ロシアの勢力圏である、「旧ソ連諸国」で次々と革命が起こり、
「親米反ロの傀儡政権」ができていく。

プーチンは、非常にあせります。

そこで彼は、大きな決断を下すことになります。

そう、中国と組むことにしたのです。

これが05年、いまからちょうど10年前のこと。

中ロは反米で一体化。

両国は、「上海協力機構」を育て、「反米の砦化」していくことに
しました。

さらに両国は、「ドルを基軸通貨の地位から引きずり落とす」こ
とで合意。

以後、中ロは、外国政府の高官が来るたびに、「貿易ではドル
を使うのを止め、自国通貨を用いましょう」と提案しつづけてい
ます。

08年にむけて、世界中で「ドル離れのトレンド」が形成されてい
きました。


グルジア戦争と米ロ休戦


米ロ新冷戦はどんどんヒートアップしていきました。

そして、ついに冷戦が実際の戦争に転化します。

それが、08年8月に起こった「ロシア─グルジア戦争」だったの
です。

しかし、幸いこの戦争は短期間で終わりました。

なぜかというと、08年9月に「リーマンショック」が起こった。

世界は、「100年に1度の大不況」に突入していきます。

米ロ共、戦いをつづける余裕がなく、「再起動」の時代になりまし
た。

この時、ロシアの大統領は、メドベージェフになっています。

09年には、オバマがアメリカ大統領になり、米ロ関係は一層改
善されたのです。


プーチンの帰還と米ロ新冷戦再開


12年、メドベージェフの時代は終わり、プーチンが再び大統領
になりました。

13年8月、アメリカは、シリア攻撃を画策します。

しかし、プーチンは、これを阻止することに成功します。

オバマは1度、「シリアに軍事介入する!」と宣言し、ドタキャン
した。

いや、「ドタキャンせざるを得ない状況に追い込まれた」のです。

アメリカは、ロシアの隣国ウクライナへの働きかけを強めていきま
した。

2013年11月、「欧州連合協定調印拒否」を理由に、ウクライナ
大規模な反政府デモが起こりました。

2014年2月、クーデターにより親ロシア・ヤヌコビッチ政権崩壊。

2014年3月、プーチン・ロシアは、クリミアを併合し、世界を驚かせ
ました。

アメリカは、日本と欧州を巻き込んで、経済制裁を発動。

制裁、原油安、ルーブル安によって、ロシア経済は相当な打撃を
被っています。

しかし、依然としてプーチンの支持率は80%台を維持していて、い
まのところ政権は安定しています。

それもこれも、要するにロシア国民が、「現在は戦時下にある。俺
たちが苦しいのは、全部アメリカのせいだ」という意識で暮らしてい
るからなのです。

そう、プーチンとアメリカの戦争は、「すでに12年つづいている」とい
うのが真相。

駆け足で見ましたので、「証拠」が示せず残念です。

この話、「面白いな」と思われた方、「もっと知りたい」と思われた方
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