韓国・朴槿恵大統領の「反日一辺倒外交」という愚行( 2/4 )

╋■╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
〜誰よりも中国を知る男が、日本人のために伝える中国人考〜
石平(せきへい)のチャイナウォッチ http://www.seki-hei.com
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
=★===================================================★=
■ 韓国・朴槿恵大統領の「反日一辺倒外交」という愚行( 2/4 )
=★===================================================★=

▼「歴史認識問題」に固執する韓国

しかし、せっかく日本政府が「竹島問題」で韓国に譲歩したのに、
朴大統領は一体どうして、このような愚策をとるに及んだのだろうか。

ネックとなっているのは結局「歴史認識問題」である。
朴大統領は就任直後の今年3月1日、
1919年に起こった「三・一独立運動」を記念する式典で
行った演説の中で、今後の日韓関係に関して
「(日本と韓国の)加害者と被害者という歴史的立場は、
千年の歴史が流れても変わることがない」と宣した。

それを皮切りに、朴政権はいわば
歴史問題を日韓間の最大の争点として頻繁に提起しながら、
安倍政権の「歴史認識の誤り」に集中砲火を浴びせ、
日本側の「反省と誠意ある対応」を強く求めてきた。

そして、米国議会での日本批判にしても
米国高官に対する告げ口にしても、
朴大統領が固執しているのは結局この問題であり、
日本との関係改善の条件として、
あるいは日韓首脳会談に応じる前提として、
韓国が持ち出したのもやはりこの問題だ。

つまり、何もかも「歴史認識問題」の一点張りで、
この問題が日韓関係のすべてであるかのような
異様な固執ぶりなのである。

▼自国の利益を最大化するための冷静な外交

朴政権は一体どのような国内的理由があって、
それほどまでに「歴史認識問題」に固執しているか
についての探求は、韓国問題専門家でない筆者の
力の及ぶ範囲外だが、国内の理由がどうであれ、
外交的に見れば、それがまったくの愚行であることは明らかだ。

そもそも、各国には各国独自の歴史観があるのは
国際社会の常であり、他国がとやかく口を出すべきものではない。
日本の場合、今の安倍晋三首相、
あるいは安倍政権が前政権の民主党政権と違った
歴史認識を持っていることは確かな事実だ。

しかしそれは、韓国の大統領の態度によって
変えられるようなものでもなければ、変えてよいというものでもない。
日本国民が安倍晋三を選んで自民党を政権の座に就かせた以上、
安倍政権がどのような歴史認識を持とうとも、
外国の韓国にとって、それは単なる外交的に直面しなければならない
一つの既成事実であり、どうにもならないことである。

そして、国が行うべき冷静な外交というのは、
まさにこのような既成事実を客観的な条件と捉えた上で、
自国の利益最大化のための現実主義的なアプローチをとることであろう。

つまり今の韓国にとって、
安倍政権歴史認識を変えることが出来ない以上、
そして安倍政権が日本の現政権であることは
不動の事実であるかぎり、最善の対処策はすなわち、
安倍政権歴史認識に異議を唱え続けながらも、
なお安倍政権を相手に対話を行って
日本との正常な外交関係を維持していくことである。

前述にも指摘したように、
このような冷静にして現実主義的な外交方針こそ、
韓国の国益の増大と国際的地位の上昇につながる
ベストな道のはずである。

しかし今の朴大統領と韓国政府は、少なくともその対日外交においては、
現実主義的冷静さも戦略的思考もすべて失っているようである。

歴史認識問題」の一点張りで、
安倍政権への徹底的な無視と執拗な罵倒を特徴とするような
ヒステリーな「日本敵視」姿勢を貫いてきている。
このような頑なな姿勢を貫いたことで日本から何を得ようとしているか、
あるいは何を得られると思っているかはまったく不明だ。

そこには、もはや国益の最大化を図るような
当然の発想もなければ冷徹な戦略的思考もなく、
単なる「意地張り」がすべてを支配しているような不思議な世界である。

・・・つづく

私はなぜ「中国」を捨てたのか (WAC BUNKO)

私はなぜ「中国」を捨てたのか (WAC BUNKO)