価値判断を排して、韓国について考えてみる。

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├ 2013年10月25日 価値判断を排して、韓国について考えてみる。
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おくやまです。

今回の「アメ通」では韓国についてとりあげます。

その前にまず最初にお断りしておきたいのですが、
私はいわゆる「嫌韓派」でもなければ「親韓派」でもありません。

すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、
私は国際関係論でいうところの「リアリズム」という立場、つまり、

「すべての国家は利己的である」

という前提からものごとを分析するよう
教育を受けてきた人間であります。

そういうことなので、どうも日本以外の他国のことを
「好き/嫌い」、もしくは「善悪」という立場で
判断することには慣れておりません。

さて、今回は私がそのような不慣れな状態にある
ということをご理解いただいた上で、
日本の隣国である韓国の「世界観」に関することを
1つ書いてみたいと思います。

  • :-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-

くどいようですが、私が専門で勉強してきた(古典)地政学では、
国家の「世界観」、もしくは「地理観」というものが、
国際関係の動きを現実的に見る時に非常に重要です。

最近つとに反日姿勢を強めている韓国ですが、
この国の「世界観」、とくにそのリーダーたちが
日本についてどのように考えているのかを、
あるソースから聞いたので、これをご紹介したいと思います。

その前に、みなさんもご存知の通り、
私はつい最近、アメリカの戦略論の大家である
エドワード・ルトワックの中国論である、
『自滅する中国』( http://goo.gl/RDoyP2 )
という本を翻訳しました。

おかげさまで、すでに三刷(!)まで行くほど売れているわけですが、
この中の第16章が、近年の韓国の対外政策についての
興味深い分析となっております。

このルトワックの韓国分析は重要なので、
まずは目立った部分を以下のように書き出してみます。

===

●国家は普通は独立を尊ぶものだが、従属したがる国もある。それが韓国だ。
彼らは中国と中国人にたいして、文化面で深い敬意を持っている。
中国の「マーケットの将来性」にもその原因がある。

●極めて奇妙なことに、韓国は大規模な北朝鮮の攻撃を抑止するのは、
 グローバル規模の軍事力を持つアメリカの役目だと考えられており、
 実際に天安沈没事件延坪島の砲撃事件にたいしても
 (死者が出たにもかかわらず)ほとんど報復は行っていない。

●つまり実際のところ、韓国政府は米国と中国に依存する
従属者となってしまっている。
 米国には(北との)全面戦争への抑止力、そして中国には
 (北からの)一時的な攻撃にたいする抑止力を依存しているのだ。

●現在のような政策を保ったままの韓国は、いわゆる「小中華」の属国として、
 しかも米韓同盟を続けたまま、中国による「天下」体制の一員
 となることを模索しているのかもしれない。
 韓国が自国の安全保障のコストとリスクを受け入れず、
 かわりに従属者になろうとしているのは明らかだ。

●このような韓国の安全保障の責任を逃れようとする姿勢は、
 「日本との争いを欲する熱意」という歪んだ形であらわれている。
 ところが日本との争いには戦略的に何の意味もないし、
 日本へ無理矢理懲罰を加えても、韓国側はリスクを背負わなくてすむのだ。

===

さて、私はこの部分を初めて読んだ時に、
二つの点について疑問を持ちました。それが、

1,従属したがる国もある。それが韓国だ。
2,彼らは中国と中国人にたいして、
  文化面で深い敬意を持っている

という部分でした。

私は留学時代の個人的な経験から
上記(2)の「文化面で深い敬意を持っている」
という部分については、
韓国の同年代の人間を見たことがある関係から、
今でもルトワックの分析はちょっと間違っているかなぁ
と思ってもおります。

しかし、(1)の「従属したがる」という部分については
これは本当なんだな・・・と、
あらためて実感したことがありました。

それは、今年の8月に韓国で行われた
「日韓次世代指導者交流」というイベントに
関係者として参加した人物から、
かなり信ぴょう性の高い情報を聞いたからです。

このイベントというのは、どの国でもやっている、
国会レベルの議員同士の二国間の交流イベントであり、
今年は日本の議員たちがソウルに訪問しております。

http://www.jkcc.asia/3business/JKCC_bus_zisedai_7.html

ここに関係者として参加したある人物が、
私に貴重な情報をいくつか教えてくれたのです。

その場で彼が見たり聞いたりした
韓国側の議員(しかもかなりの高官)たちの発言や
態度などを要約すると、以下のようになります。

===

●鳩山元首相の言ったような「日中韓による”東アジア共同体”を作ろう」
 というリアリズムに欠ける発言が韓国側から多く出されて正直困った。

●韓国側の議員は、メディアの前とそうでない時で、態度がまったく違った。

●韓国側は「いざ有事になったら日本は必ず助けに来てくれる」
 と根拠もなく確信をしている様子であった。

●その証拠に、ある高官は「たとえば円・ウォンスワップが実質的に消滅したが、
 その代わりに元・ウォンスワップを中国と結んだ。ところが両通貨ともに国際通貨でない。
 元とウォンのスワップにはあまり意味がないことはわかっている」と発言。

●しかもさらに続けて
 「それでもいざという時には日本に飛び込めば、必ず助けてくれる」
 という驚きの発言を(しかもかなり本気で)している。

●彼らが議論をふっかけてきたのはいわゆる「従軍慰安婦」問題であり、
 竹島については一言も発言なし。

===

とのこと。

これらの発言や態度からわかるのは、
韓国では現代の政府のトップレベルにおいても、
日本にたいする完全な「甘え」があるという点です。
これはつまりルトワックのいうところの、

1,従属したがる国もある。それが韓国だ。

という分析は正しいということになります。

ただし韓国にとって、
これは地政学的に非常に大きな問題を抱えることになります。

なぜなら古典地政学の1つのテーゼとしてあるのは、

「世界観と現実の地理の間に大きなギャップが出てくると、悲劇が起こる」

というものであり、
この点において、韓国は自分たちの置かれた
地政学的に厳しい状況に目をつぶって、

「どうせいざとなったら日本が助けてくれるんだろ」

と、勘違いしている可能性がかなり高いからです。

そして実際に、日本は97年の通貨危機の時に
韓国側に緊急資金援助して救っており、
しかもそれが感謝されるどこから、
逆に「妨害した」として変に恨まれている部分があるわけです。

  • :-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:

これは「現実の地理」(東アジアの現実)と、
「世界観」(いざとなれば日本を含む他国に頼れる韓国)
というもののギャップを生みます。

つい最近ですが、韓国の国会で
旭日旗の使用を禁止する法案を出しております。
しかしこういうことをやってしまうと、
例えば、いざ朝鮮半島有事となった時に、
最悪の場合、自衛隊の艦船が
韓国の港に寄稿できなくなったりする可能性もあります。

これは、彼らが彼らは現実的・戦略的に
ものごとを考えることができなくなっているということであり、
別の言い方をすれば、日本からの救済という
「オプション」を自ら排除するかの如く行動することで、
ある意味で、自分で自分の首を締めるようなことをしている…
とも言えるわけです。

私たちが韓国とお付き合いをする際には、

彼らの「世界観」はかなり特殊なものである。

ということを、情緒的にではなく、冷静に見極めて、
しっかりと理解しておく必要がある、ということです。

( おくやま )

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戦略を理解する最短距離は「戦略の階層」を学ぶことです。
そこで、この戦略の階層を解説したCDを企画しました。

その中で、

・もっと多くの事例をもとに解説して欲しい。
・できるだけ血肉化したいのでワークやケースを紹介して欲しい。

というご意見を多く頂きました。

では、やはり奥山真司が「戦略の階層」をつくるきっかけとなった
師匠であるコリン・グレイの格言をもとに解説していこう。

これで国家戦略が学べます。

そして、「戦略の階層CD」を聞いて頂いた
多くのビジネスパーソンのために、
あのピーター・ドラッカーの格言を対比させることで、
事業や仕事や生き方についての哲学や戦略を、
より深く理解してもらおうという企画になりました。

今回のCDでは、「国家戦略VS経営戦略」という
大胆な対比を試みることによって
戦略そのもの、また「戦略の階層」をトータルに学ぶことができます。

現代の三大戦略思想家といわれる
コリン・グレイの著書「戦略の格言」(奥山真司訳)に対して、
「現代経営学」、「マネイジメント」の発案者である
ピーター・ドラッカーの格言をぶつけていきます。

▼▼▼「国家戦略とビジネス戦略を同時に学ぶ」▼▼▼
http://www.realist.jp/gvsd.html

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最近、日本のメディアで「地政学」という言葉をよく目にします。

この言葉の本当の意味は何なのでしょうか? 
そして、そもそも「地政学」とはどういうものなのでしょうか?

地政学」は一過性のブームなどには全く関係なく、
国家が国際社会の中で生き抜くためのツールとして、
日本以外の国々では
意識的/無意識的に活用され続けている学問です。

そして、昨今の日本周辺の混沌とした
国際関係の状況を冷静に分析する上で、
非常に役立つものなのです。

地政学とは、グローバル化した時代に、
国家が生き残っていくためのツールであり、
同時に国家の成功戦略のヒントとして
役立つものなのです。

しかし、日本では「地政学」は勉強できません。
地政学」を専攻できる大学はありません。

そこで、英国にて「地政学」を学んだ奥山真司が
"禁断の学問"地政学を復活させるつもりで、語り尽くします。

▼「奥山真司の地政学講座」
http://www.realist.jp/geopolitics.html

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