飯島訪朝を歓迎する中国

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├ 2013年08月05日 飯島訪朝を歓迎する中国
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※引き続き、『月刊日本』7月号より、おくやまさんのインタビュー記事をご紹介します。

── 米中首脳会談に先立ち米韓首脳会談が行われた。
   朴槿恵大統領はアメリカ議会で演説しており、かなり厚遇されていた。

奥山

李明博大統領の時代も議会で演説を行っており、国賓扱いを受けている。
これは一つには、韓国ロビーが強い影響力を持っているという点が挙げられよう。

しかし、さらに重要なのが、韓国政府が中国寄りの政策を採用しているという点だ。
朴政権は中国大陸にチャンスを見出しており、ランドパワー大陸国家)化しつつある。
これには、韓国の知的エリートたちが日本のエリートとは違い、
階級の高い人ほど反米色が強いという事実も関係しているだろう。

そのため、アメリカの防衛関係者は韓国に対して不信感を抱くようになっている。
先にあげたルトワックも、韓国政府は悲しいほどの熱意を持って、
中国指導者が北朝鮮を厳しく統制してくれていることをありがたがっているとして、
その対中従属政策を批判している。

同盟関係が崩れる時は一般的に、周縁から崩れていくものだ。

アメリカにとって、それは韓国だ。
それゆえ、オバマ政権としても韓国が中国に取り込まれないようにするために、
彼らを政治的に厚遇する必要があったのだ。

── 五月一四日に行われた飯島内閣官房参与の訪朝についてはどのように評価しているか。
  一部には、北朝鮮包囲網という国際協調を乱すものだとして批判する声もある。

奥山 

四月一五日のドイツのターゲス・スシュピーゲル誌が、ケリー国務長官が中国に対して、
北朝鮮問題について秘密提案を行った可能性があると指摘している。
中国もアメリカと同様に北朝鮮を持てあましていることから、
米中間で北朝鮮について一つの手打ちが行われたのではないかというわけだ。

その観点からすると、飯島訪朝は中国にとって決して悪い話ではない。
実際、中国外交部の報道官は
「日本が平壌の緊張を和らげることを期待する」との声明を発表している。
中国としては、わずらわしい北朝鮮
日本にバックパッシング(責任転嫁)できるのならば、
これほど嬉しいことはないということだろう。

また、これはあくまでも推測に過ぎないが、飯島訪朝以前に
古屋拉致問題担当大臣がワシントンを訪れていたことを考えると、
事前にアメリカの了解を得ていた可能性も否定できない。

いずれにせよ、これにより、一方では日本と北朝鮮が接近し、
他方では中国と韓国が接近するという奇妙な捩れ現象が生じている。
朝鮮半島情勢はまさに一九世紀末と同様の混乱状態にあると言えるだろう。

(・・・次号につづく)

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編集後記

管理人です。

今回のインタビューの中でも、おくやまさんがお話されているルトワック。
管理人もどうにか読了致しました。

▼自滅する中国: なぜ世界帝国になれないのか
http://goo.gl/RDoyP2

これは、非常に面白い内容なので、ぜひお読み頂きたいのですが、
おくやまさんが翻訳をされた、もう1冊、

▼すべての富を中国が独り占めする
http://goo.gl/kgHjjq

これは、これまで管理人自身、はあまり注目していなかった、
「商品」(commodity)という視点から、
今後の世界を分析・展望する、というニュアンスで、
こと、チャイナというトピックにそこまで興味・関心がない方でも、
新たな知的好奇心を刺激される良書だと感じました。

おそらく、おくやまさんの翻訳が良かったからだと思いますが(笑)、
非常に読みやすく、また、データが豊富に登場してわかりやすいので、
意外なことに、あっという間に読み終えてしまいました。

この本の中で、著者のモヨ女史は、
チャイナの対アフリカ政策を、かなりの紙面を割いて分析しておりますが、
その結論が、非常に"パラドクス"的で、印象に残りました。
図らずも、ルトワック氏の本でも、パラドクスはキーワードでしたが、
こうして読み比べてみると、面白いです。

こちらもオススメですので、夏休みでお時間に余裕のあるときに、
ぜひぜひお読みになってみて下さい。

もちろん、おくやまさん自らの解説をCDで聴いて下さってもOKです!(笑)
→ http://www.realist.jp/china.html

( 管理人 )

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