なぜ中国は自滅するのか?

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├ 2013年08月04日 なぜ中国は自滅するのか?
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和田です。
前号に続き、
月刊日本7月号での奥山真司最新インタビューを
転載します。


以下、インタビュー


■なぜ中国は自滅するのか?

── なぜ中国は自らの首を絞めるような
   独善的な政策を行っているのか。

奥山
 それにはいくつかの理由がある。
第一に、中国が歴史的に他の大国と付き合った
経験がないからだ。中国はこれまで、
中国大陸において唯一の大国として君臨し続けてきた。
それゆえ、「対等」ということが理解できず、
他国に対して「上下関係」で接してしまう。
それは、中国の皇帝が外国の使節を臣下のように
扱っていた歴史からもわかるだろう。
 しかし、現在の主権国家同士は、
建前としてはお互い対等な関係にある。それゆえ、
中国が今やっているようにあたかも臣下に対するかのような
態度で接すれば、他国との間に摩擦を生じてしまうのも無理はない。

 第二に、中国が外交政策の前提として
「外国も自分と同じように現実的かつ日和見主義的である」
という考えを持っているためだ。中国は孫子の時代から
陰謀を廻らし騙し合いを行ってきた。
彼らの外交政策では裏切りや騙しが最低限のマナーと言われるほどだ。

 しかし、これは中国という同一文化内でしか通用しないものだ。
孫子の『兵法』に出てくる主役級の人物も全て漢民族である。
漢民族同士であればそれでもいいかもしれないが、
それを異文化の外国に適用すれば、周辺国が不信感を
抱くのも当然と言える。

 もっとも、中国も当初は「平和的な台頭」を掲げて
自制的な行動をとっていた。しかし、彼らの行動は
二〇〇五年頃から変化し始め、二〇〇八年の金融危機の勃発以降、
露骨に独善的なものとなった。共産党の幹部や
人民解放軍の将校などといった支配層が「経済の総合力で
中国の超大国への台頭が早まる」と判断したためであろう。

 実際、それまでよく北京を訪れていた人たちは、
中国がこれまでと異なり急に横柄な態度をとるように
なったことに驚かされたという。

── とはいえ、中国の台頭振りを見ていると、
彼らがこれから衰退していく姿を想像するのは難しい。

奥山
 確かに昨今の中国の急速な台頭は、かつてのアメリカの
台頭を思わせるものがあり、中国の経済成長が続けば、
あるいは覇権がアメリカから中国へと移るかもしれない。

 しかし、中国の内政がかなり深刻な状況にあることを
踏まえると、このまま易々と覇権を握るとは考えにくい。
中国では一日に二・三件は深刻な暴動が起こっていると
言われており、資源の枯渇も国を揺るがす大問題となっている。
また、中南海には中国政府や中国共産党の本部などがあるが、
ここを警備している組織は三つもあり、それぞれの組織がお互いを
信用していないという有様だ。
こうしたことから、中国政治のプライオリティーは
あくまでも国内統治であり、外交は二の次となっている。
それは、中国において外交関係者の序列がかなり低いことからもわかる。

 中国の台頭はむしろ、第一次世界大戦前のドイツの台頭と
類比した方がいい。一九〇〇年代初頭のドイツは圧倒的に
強大な力を持っており、二〇年後、三〇年後には必ずドイツが
世界を取ると考えられていた。ドイツは化学やエンジニアリング
などの分野でも最先端を走っており、イギリスの大学でもドイツ語を
習得しない限り学位が取れないという状況だった。
ドイツ語を習得せずとも学位がとれたのは英文学だけだったという。

 しかし、イギリスはこのドイツの台頭を抑えるべく、
徹底的な封じ込め政策を行った。イギリスは当時、
フランスとの間に領土紛争を抱えていたが、フランスに全て
譲歩して次々に講和を結び、ドイツの台頭に備えた。
それが第一次世界大戦におけるドイツに対する勝利へ繋がったのである。
 このように、急速な台頭を遂げている大国が必ず覇権を
握るというわけではない。また、過去五〇〇年を振り返ってみると、
覇権が移動する時は必ず大戦争が起こっているという事実にも留意すべきだろう。

(以下次号につづく)


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編集後記

これまで米国は共産党独裁中国に甘く、
民主主義で自由主義の日本に厳しい対応でしたが、
このルトワックは良識派というよりも、常識派であり、
きちっと客観的に中国を見てくれていると思います
戦略に良識も常識もいらないかもしれませんが。
非常に参考になる見方ですね。


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