続・日本は「TPP」とどう向き合うべきなのか?

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├ 2013年07月13日 続・日本は「TPP」とどう向き合うべきなのか?
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共同管理人の和田です。

前回の「アメ通」にて、「TTIP」「TPP」について
書いたのですが、その続きです。

前回からの繰り返しになりますが、
TPPは交渉結果がどうなるかはわかりません。
そして、交渉の過程についての情報もあまり出て来ません。

「TPP」に関する反対派の本がいまいち論理に欠け、
情緒的な本になっているのは情報がないからです。
おそらく日本だけがやられるだろう・・・的な被害妄想型です。

そして、「TPP」に賛同する本もほとんどない、
これも同様に情報がないから書けないのです。

結局、正確な情報がないので、
結果が日本に有利であるか、不利であるかわかりません。

しかし、例えば、日本の農業についての情報はあります。
諸々の報道を観る限り、農協がある今の体制では、
日本の農業に未来がないと思います。

「TPP」で潰されるまでもなく、このままでは、
日本の農業は、自らの農業政策の果てに自滅する運命ではないでしょうか?

TPP不参加派から、代替案が欲しいところです。

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ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
知日派としてもお馴染みの、米国のジョセフ・ナイ氏が、
『「TPP」には中国も入れたらよい』
という趣旨の発言をしたようです。
また、中国側も「参加検討する」としていました。

国内のTPP反対論者が、これを額面通りに受け止めて、
やはり、TPPには軍事同盟的な要素はなく、
中国包囲網というのは幻想だ、と書いていました。

ですが、実際に「TPP」に中国が入るのか?
といえば、それはあり得ない話ではないでしょうか?
中国問題の専門家である、石平氏も、
そんなものは中国側の時間稼ぎの発言に過ぎない、
と一刀両断してましたが、
私もこれはリップサービスに過ぎないと思っています。

万一、「TPP」に中国が入ったとしたら、
それは貿易相手国にとって非常に有利です。
例えば、中国の悪質なコピー商品や
不正競争を防止することができるからです。

他国が常識として行なっていることを、
中国が同じようにやってしまうと、ここ最近、
一時の勢いを失いつつある中国の競争力を
さらに減退させるになるので、
おそらく、中国共産党にはそんな選択はできないはずです。
中国製品には価格の優位以外にすぐれたものがなく、
独自の技術もないわけで、それが最近人件費も上昇し、
商習慣も真剣に守らないのであれば、
他国からは付き合うメリットがどんどん減少しています。

中国にとっては、入らなくても地獄、
そして、入れば即地獄なのが「TPP」と言えるでしょう。

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また、よく耳にする話としては、
「TPP」は米国が日本一国を狙い撃ちにした罠だ!
というものもあります。
しかし、それも被害妄想なのではないでしょうか?

当然、世界各国は、それぞれ自国に有利な提携を
進めようと交渉に臨みます。
アメリカはそれをガンガン詰めてくるでしょう。

前回書いた「TTIP」の交渉過程においては、
英仏独の交渉もあれば、ほかにもイタリアやスペインなど
たくさんの国がありますし、各国の強みと弱みがあります。

その中で、いかに米国と言えども、
他の欧州諸国との妥協点を探りつつ交渉を進めるはずで、、
そうであるならば、日本に対してのみ、
明らさまに強硬に出ることは、そうそう出来ません。

それでも、もし仮に、日本だけが吊し上げられた
ということであれば、それは本当に日本側の窓口が
単なるバカだった・・・ということです。
実際に日本にとって本当に最悪でメリットがないのであれば、
その時は、締結せずに、粛々と脱退すればよいだけのことです。

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先程、「TPP」には軍事同盟的な要素は云々、という書きましたが、
ここで、「アメ通」読者の皆さんにぜひ考えてみて頂きたい点があります。

皆さんもよくご存知のEUですが、
これは「NATO」という軍事同盟があってのことです。
そして、今回の「TTIP」であっても、
NATO」という安全保障上の関係、その信頼関係が、
基盤にあることは間違いありません。

「経済」の問題は、経済のみの話で済むわけではなく、
やはり、「軍事」という同盟の土壌を無視して考えることはできないのです。

リアリズム的視点から、「パワー」というものを考察するときに、
「経済」はもちろんですが、「軍事」という要因は欠かせません。
そして、それを大きく上から規定するものが「政治」ということです。

こうして考えてみると、現在、日本が直面している「TPP」という問題は、
果たして、"日本イジメの経済提携"的な文脈なか?
それとも、「パワー」の絡む(キナ臭い)提携なのか?

個別の案件での詳細を知ることは、もちろんとても大切です。
そして、それと同時に、「戦略の階層」のレイヤーを上にあげて、
俯瞰的に、抽象的に物事を捉えてみることも重要です。

色々な階層の視点から、この「TPP」問題を考えてたいので、
逆にTPP不参加派からの興味深い代替案があれば、
紹介していきたいとも思っています。


( 共同管理人 和田 )


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GHQ,マッカーサーが日本に上陸したとき、あまりに何もない
貧しい国であることに驚きました。

なぜ、日本だけが、イギリスもドイツもできなかった機動部隊をつくり
米国と太平洋上で戦争ができたのか?

それは日本人の精神や積み上がった学問だと悟ったマッカーサー
日本にある有益な図書7,000冊以上を焚書します。
指定図書の研究、回収は、静かに、極秘に行われました。

そこには、日本人の精神をささえてきた歴史の本の数々から、
アメリカ研究や資源研究の本、そして、
戦略にかかわる本、地政学の書籍もありました。

戦後日本では地政学は勉強できません。
大学で専攻できる学部、学科はありません。

今回、英国で学んできた地政学を奥山真司先生が
禁断の学問・地政学を復活させるつもりで、語り尽くします。
ついにやります。

「奥山真司の地政学講座」
詳しくはこちらから
http://www.realist.jp/geopolitics.html

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米国発の中国分析について知りたくないですか?

世界覇権国アメリカにはたくさんの中国レポートがあり、
そのため、またさまざまな立場の中国対策があります。

日本国内にある中国情報と全く違う視点であるため
非常に視野が広がります。

パンダハガー(親中、媚中)とドラゴンスレイヤー(反中)
という2つの立場から中国問題を切り込んでいます。

・資源含めた経済面からと中国包囲網という戦略からの視点も加わります。

詳しくは以下のURLをクリックして下さい。
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