「イメージ」がすべて決める!?

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┃日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信 ┃ http://www.realist.jp
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├ 2013年07月09日 「イメージ」がすべて決める!?
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共同管理人の和田です。

唐突ですが、以下の一節は誰の言葉がご存知でしょうか?

第一次大戦後から今日まで、50年以上にわたって、
先進国入りした国が一つもないという事実が、
グローバル経済における最大の社会的、政治的問題である。」

皆さんもお馴染みの、ピーター・ドラッカー氏の言葉です。

経営コンサルタントの祖」、「マーケティングの祖」、
「未来学者」と様々な呼ばれ方をしてきたドラッカーですが、
その予見は鋭く、その多くは見事に的中しました。

その彼が、先進国はずっと先進国のままで、
後進国はずっと後進国だと、書いてたのです。

ドラッカーは、1969年に著した「断絶の時代」の中で、
このことを指摘しているのですが、それから長い時間が流れ、
遂に、中国が世界二位の経済大国になってしまいました。
ドラッカーの予見を覆し、
中国が後進国から先進国になったわけです。

読者のみなさんの中には、
「そもそも中国を先進国とみなしていいのか???」
という疑念を抱いているかたもおられると思います。

それはもっともな話で、
現在でも一人あたりの所得や人権という意味合いでは、
まったく「先進国」などとは定義できません。

  • :-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-

さて、ここからが今回のポイント、「イメージ」の話になるのですが、

中国は清朝の時代には世界一の大国であったり、
そもそも、古代よりシナ大陸を制した国家は、
世界レベルでの「スーパーパワー」となった時代が常にあったのです。

冒頭で紹介した、ドラッカー経営コンサルタントなので、
当然、その評価・分析の尺度は、「経済力」がメインです。
ですが、軍事含めた戦略家の尺度からすれば、
中国は長い歴史を通じて、「パワー」を持つ大国なのです。

それでは、大国であれば、必ず経済力もついてくるのか?
この因果を考えることはとても知的好奇心をそそられるのですが、
目の前の現実的な話としては、
中国人が米国に取って変わり、
「世界のNo.1」になることを真剣に目指している。
ことは、もはや否定できません。

ここで、一つの仮定を立ててみたいのですが、

「一度でも、世界レベルでの「大国」になった国民は、
 なぜか、再び、世界の大国となることを目指す。」

ということです。
つまり、そういう「マインド」になりやすいのではないか?
という想定です。

更に言えば、
一度、世界のトップを経験した国家や、その国民には、
その「イメージ」はずっと保持されていて、その経験がない国には、
その「イメージ」自体がそもそもないのではないか?

そういう仮定です。

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そういう論理展開すれば、当然、その帰結は、
国家にとっても個人にとっても、「イメージ」が一番大事である。
世界観がその国やその人の人生を決める。

ということになるのではないでしょうか?

とすれば、

「中華」という世界の中心であるべき!!!

という中国の「世界観」は非常に怖いものです。

※「アメ通」読者の皆様にはお馴染みの
  「戦略の階層」でいうと、「世界観」は、
  断トツでトップのプライオリティですね。
  http://www.realist.jp/strata.html

それでは、日本の場合はどうなるでしょうか?

例えば、かの有名な「長篠の戦い」で使われた鉄砲の数は、
当時のヨーロッパ中の全ての銃の数数より多かったそうです。
戦国時代の日本は、言うなれば
"国内競争が激化"していた状態であり、
勝手に世界一の火力を持つようになったとも言えますが、
何はともあれ、あの当時、世界最強の武力であったでしょう。

信長の後を継いだ秀吉が高齢でなければ、
あの大陸出兵の時に、満州くらいまで軽く行けたはずだ
という分析も多く出されています。
地政学でいうところの、陸戦のチームを
シーパワー化できなかったところも
問題でもありましたが・・)

また、日本の近現代史を視れば、
日本は、明治維新以降、「世界の三大海軍国、五大陸軍国」
にはなりましたが、これは、あくまでも、
征服されて植民地になってしまう・・・という強烈な「危機感」から
どうにか列強に伍する、という悲壮な覚悟で発展しました。

その結果、遂に大東亜戦争となり、
当時、既に世界No.1であった米国と、いわば、
世界一位と二位の"頂上決戦"をやりました。

結果、負けたとは言え、その強烈な記憶が
戦後日本の急成長の原動力ともなったわけです。

この経緯は、リアリズムの話にも連なりますが、
奥山さんも指摘するように、
国家が「恐怖を感じて」成長したパターンです。

日本という国家は、自らの意図として
「世界一を目指す!」と「イメージ」していたわけではなく、
当時、世界トップの列強である英米などからの
侵略に対する防衛、更に、人種差別からの脱却を
必死に計っているうちに、"結果的に"成長した・・・

そういう見方も出来るわけです。

現在の日本はもちろん経済大国ではあります。
ですが、どうしても「世界大国」にまで成り切れないのは、
例えば、「自らが世界の覇権を握る」的な、
「イメージ」を、そもそも抱くことができない・・・。

そういう致命的な差があるからなのではないでしょうか?
スペインもオランダも日本と同様に「戦術」的に
世界の大国入りしたことはありますが、
英米中のように「戦略」的ではありませんでした。

  • :-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-

今回、取り上げたドラッカーも、
「ミッション」や「イメージ」のことをさんざん説いています。
つまり、「戦略の階層」的な発想の重要性を
彼はしっかり認識していたのです。

ビジネス分野でのビジョナリーであるドラッカー氏と、
「戦略の階層」のヒントを奥山さんに伝授した
英国のコリン・グレイ教授の考え方は、
どこまでが類似していて、どの点が違うのか?

実は、現在、奥山さんと共に、
経営コンサルタントの戦略」と「戦略家の戦略」とを
対比させて、比較・分析をまとめているところです。

「ミッション」というと、奥山さんのそれは、

「戦略」という概念を、より多くの人によりわかりやすく伝える

というものです。

この「アメ通」においても、
奥山さんと共に、多くの事例をもとにして、
『世界一流の「国家戦略」と「経営戦略」』
をテーマに掲げて、取り組もうとしています。

( 共同管理人 和田 )

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米国発の中国分析について知りたくないですか?

世界覇権国アメリカにはたくさんの中国レポートがあり、
そのため、またさまざまな立場の中国対策があります。

日本国内にある中国情報と全く違う視点であるため
非常に視野が広がります。

パンダハガー(親中、媚中)とドラゴンスレイヤー(反中)
という2つの立場から中国問題を切り込んでいます。

・資源含めた経済面からと中国包囲網という戦略からの視点も加わります。

詳しくは以下のURLをクリックして下さい。
http://www.realist.jp/china.html

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GHQ,マッカーサーが日本に上陸したとき、あまりに何もない
貧しい国であることに驚きました。

なぜ、日本だけが、イギリスもドイツもできなかった機動部隊をつくり
米国と太平洋上で戦争ができたのか?

それは日本人の精神や積み上がった学問だと悟ったマッカーサー
日本にある有益な図書7,000冊以上を焚書します。
指定図書の研究、回収は、静かに、極秘に行われました。

そこには、日本人の精神をささえてきた歴史の本の数々から、
アメリカ研究や資源研究の本、そして、
戦略にかかわる本、地政学の書籍もありました。

戦後日本では地政学は勉強できません。
大学で専攻できる学部、学科はありません。

今回、英国で学んできた地政学を奥山真司先生が
禁断の学問・地政学を復活させるつもりで、語り尽くします。
ついにやります。

「奥山真司の地政学講座」
詳しくはこちらから
http://www.realist.jp/geopolitics.html

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編集後記

管理人です。

今回も少しだけ、また、参考情報のご紹介です。

まずは、先日の「アメ通」でも話題なっていた、
お隣の国、「去勢」のお話のニュースソースです。

▼韓国で悪質な性犯罪者は「去勢」に

ワールド 最新記事 ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2013/07/post-2982.php

このお話は…。「去勢」ですから・・・尋常ではないですね・・・。

それともう一本、管理人がずっと気になっている、
いわゆる「従軍慰安婦」問題とも密接に関わっている、
「韓国の米国内でのロビー活動」に関する記事です。

管理人としては、よくぞ書いてくれた!
と、一人密かに膝を打った記事です。(笑)

http://contentviewer.adobe.com/s/mainichi_tapi/2832d385dbfd4bcd9963992a3d42b86d/jp.co.mainichi_sinbaitai.20130707/337817.html

このURLですが、実は、毎日新聞さんのFacebookページ上のものなので、
もしかすると、Facebookのアカウントをお持ちでないかたは、
閲覧できないかもしれませんが、とにかく、お読みになることが出来る方は、
ぜひ、ご覧頂きたい記事です。

米国でのロビー活動、そして、プロパカンダ、
ということに付いて、非常に考えさせられる記事かと想います。

(管理人)

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