故片岡鉄哉先生に「プロパカンダ」を学ぶ

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├ 2013年06月06日 故片岡鉄哉先生に「プロパカンダ」を学ぶ
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本日も、共同管理人の和田です。

さて、初代「アメ通」主筆の故片岡鉄哉教授は、
以下のような話をしていました。

    • 片岡先生談--

支那事変の相手、国民党軍の蒋介石夫人である宋美齢
アメリカでどんなプロパガンダをまくしたてたのか?

「クリスチャンで、民主的なチャイナを建設する」

と、アメリカで売り込んだのだ。
それによって米国から「援蒋ルート」が出来て、対日戦線を逆転していった。

                        • -

この話、今、よくよく考えれば笑える話ですよね。

言うまでもないことですが、
「クリスチャンで民主的な中国」なんてちゃんちゃらおかしい。
あり得ません。
ウソもこのレベルまでいって断言できるとは尊敬に値します。
またよくわからない、行ったこともない遠い中国のことなので
米国人は騙されたのでしょう(笑)。

宋美齢自身もおそらくは、そんな気はさらさらなかったのでしょうが、
「プロパガンダ」とはそういうものなのです。
現実がそうでなくても、
相手の脳に映像を浮かばせた方が勝ちなのです。

現在、韓国が仕掛けて来ている、
いわゆる「従軍慰安婦」問題に関する「プロパガンダ」も、
ようは、この上記の例と同様だと思いませんか?

そもそも、現実を見ていない中韓に対して、
現実から飛躍して発想することが苦手な日本人は、
「プロパガンダ」という戦略の恐ろしさを考え直さなくてはなりません。

さらに、片岡先生は、

宋美齢を輩出できない日本民族はこれから、
 猿カニ合戦のカニのような悲劇を味わう恐れがある。」

と、"予言"しておられましたが、さらに続けて、

「しかし、だからといって、アメリカの好意と友好を求める競争を
 やめるわけにはいかない。」

と仰っていました。これも重要な示唆ではないでしょうか。

つまり、中国や韓国との「プロパガンダ」戦においては、
米国対策こそがカギなのです。

「プロパガンダ」こそが重要であり、その対象は米国なのです。

片岡先生は、特に日本国内において、
米国のことを、感情面で、情緒的に必要以上に嫌う人が多い
という点を指摘して、この事を大いに危惧していました。

  • :-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-

「なぜ、日本がパートナーとすべきなのは米国なのか?」
という点を、片岡先生が説いているので、
我々日本人はこれを大いに参考にすべきだろうと思います。

以下に、その要点を3つに絞って挙げておきます。

    • 片岡先生談--

(1)アメリカは世界最強の国家だからである。

アメリカは、ほとんどすべての面で
圧倒的な強さを誇るオールラウンド・パワーだ。
しかも、何かの面で遅れをとると、必ず国民運動(キャンペーン)を起こして
その遅れを取り戻そうとする。だから、いままで負けたことがほとんどない。

(2)アメリカは世界で一番イノベーションの得意な国家である。

これは技術革新の話ではない。
あらゆる面で行き詰まると、ヤンキーはゼロに戻って
大戦略の再構築ができる民族である。
シュペンターのいう「創造的な破壊」ができる。
激しい競争があるから聖域がないのだ。

(3)アメリカのパワーの源泉一つは明らかに富力。
  そして、それを生み出すノウハウである。

日本人はアメリカ人とユダヤ人が嫌いらしい。この潔癖さは徹底している。
実際、アメリカ人の金融商品もダメだという人が多い。
坊主憎けりゃ袈裟までということか。しかし、国富というものを軽んじていては、
これからの国際社会で生き残ることはできない。

                            • -

このような話を、私は片岡先生から直接伺ったわけですが、
こうして、その当時を思い出しながら書いていると、
今でも、私の目の前で熱く語る、あの片岡先生の独特の口調が
リアルに脳裏に蘇ってくるようです。

そして、稀代の「リアリスト」であった、
片岡先生の慧眼に敬意の念を新たにします。

これまで「アメ通」では、どちらかと言うと、
地政学」や「リアリズム」にウェイトを置いて論じてきましたが、
今回の、いわゆる「従軍慰安婦」問題の件で、
「プロパカンダ」というものの重要性や、恐ろしさに、
読者の皆さんも改めて気づかれたのではないでしょうか?

いみじくも、故片岡先生が仰っていたように、
それは、まさしくその通りで、恐ろしいことなのです。

今回、強調したいのは、片岡先生のこのコメントです。

「しかし、だからといって、アメリカの好意と友好を求める競争を
 やめるわけにはいかない。」

アメリカについては好きも嫌いもありません。
リアリストとしては、絶対的パワーをもつアメリカに対しての
中韓からのプロパガンダ戦争に突入するしかないのです。
日本の国益は米国との友好にあるのです。

アメ通はリアリストであり、その点で
情緒的保守や民族派保守と違うのです。

「リアリズム」については、
ウォルトのCDを聞いていただければ幸いです。

▼スティーブン・ウォルトに学ぶ
日本が生き残るための国際政治学
大著「米国世界戦略の核心」のエッセンスを読み解く

→ http://www.realist.jp/walt-cd.html

( 共同管理人 和田 )

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(編集後記)

管理人です。

本日は、ぜひ、と言いますが、何としても(笑)
お読み頂きたい雑誌記事がありまして、またしても登場致しました。

  • -

慰安婦問題という名の泥沼 2013年6月14日号 |

ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

http://www.newsweekjapan.jp/magazine/102044.php

この中のCover Storyである、

■「橋下発言」が招いた世界のバッシング大合唱──
 不条理な現実と日本はどう向き合えばいいのか

・日本 慰安婦問題という名の泥沼
・韓国 反日で「大義」を失った韓国
・米政治 アメリカは「被害者」の味方

  • -

この3本の記事は、「アメ通」読者の皆さまならば、
必ずやビビっ!っと脳が反応することは、管理人が保証致します。(笑)

残念ながら、上記WEBサイト上には上がっていないようですが、
本屋さんやコンビニ等で、ぜひお手にとって読んでみて下さい。

繰り返しになりますが、記事を読んで頂ければ、
なぜ、管理人がここまで言うのか?をご理解頂けると思います。
店頭から在庫が無くなってしまう前にぜひ。

(管理人)

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GHQ,マッカーサーが日本に上陸したとき、あまりに何もない
貧しい国であることに驚きました。

なぜ、日本だけが、イギリスもドイツもできなかった機動部隊をつくり
米国と太平洋上で戦争ができたのか?

それは日本人の精神や積み上がった学問だと悟ったマッカーサー
日本にある有益な図書7,000冊以上を焚書します。
指定図書の研究、回収は、静かに、極秘に行われました。

そこには、日本人の精神をささえてきた歴史の本の数々から、
アメリカ研究や資源研究の本、そして、
戦略にかかわる本、地政学の書籍もありました。

戦後日本では地政学は勉強できません。
大学で専攻できる学部、学科はありません。

今回、英国で学んできた地政学を奥山真司先生が
禁断の学問・地政学を復活させるつもりで、語り尽くします。
ついにやります。

「奥山真司の地政学講座」
詳しくはこちらから
http://www.realist.jp/geopolitics.html

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第二次大戦時、米国と日本は世界一と二位の宿命の対決を演じました。

結果は日本の完敗。
戦史を振り返るに洋上戦での「たら、れば」論争などもあり、
日本が米国に勝てないまで、引き分けまでには持ち込めたはずだ、
という話もあります。

その戦史を振り返った時、最終的に米国の大勝利をもたらした、
その影には、恐るべき米国の「累積戦略」があった、
ということはあまり知られていません。

日本を奈落の底に突き落とした米国の「累積戦略」を、
個人に置き換えて発想するとどうなるのか?
ということを徹底解説しました。

▼目標設定して段階的に表からアタックしていく見える戦略「順次戦略」

▼いつ結果がでるかわからないが、黙々と実行を重ねる見えない戦略「累積戦略」

この2つの戦略をどう使うべきか?

詳細は、下記URLをご覧下さい。

▼「累積戦略と順次戦略」を徹底解説!
「Cumulative & Sequential Strategy」
〜クワイエットを読み解く:引きこもりが勝利する時代〜

→ → http://www.realist.jp/cumseq.html

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あなたには、
自分が理想と考える政策がすべて一致する
そんな政治家はいるだろうか?

公明党に対する創価学会員や、
共産党に対する赤旗読者以外には、
正直なところ、なかなかいないというのが実態だろう。

自由社会である日本において、国民みんなの価値観が違う。
では、どこで判断するか?

その点は、「戦略の階層」で考えていただきたい。
自分の「戦略の階層」と近い「階層」をもつ政治家は誰か?
そしてその政治家の実行力はどうか?
その点から考えていただきたい。

→ → → http://www.realist.jp/strata.html

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