なぜ、今、「地政学」の理解が必要なのか?

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├ 2013年06月05日 なぜ、今、「地政学」の理解が必要なのか?
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共同管理人の和田です。

昨年の「アメ通」でも、
「来年の注目はイランの核武装だ」と言及しておりますが、
現時点でも、イランはイスラエルに対抗しようとしています。

では、これがなぜ重要なニュースなのでしょうか?

一つは、もし、このままイランが諦めずに、核武装することができたとしたら、
世界的に核の所有国が増えていくという、パラダイムチェンジになるだろう
と思われること。

先月亡くなった、米国の国際政治の理論家であるケネス・ウォルツ教授は、
第二次大戦の戦勝国や一部の国が核武装している状態よりも、
さらに十数カ国が核武装したほうが、逆に平和になると発言していました。

日本やドイツ含め、核武装できるだけの技術力のある国が
核武装しないのは、一部の核武装国のわがままや、
中国のような超大国の横暴に周辺国が対抗できない・・・
と言うよりも、特定の核武装国家が、
核武装」ということを認めていないからです。

仮に、世界の20カ国程度が、核を保有したとすると、
世界のパワーバランスが一気に安定する、と。
空母や戦闘機の差で戦争をしたら軍事費も増加しますが、
核武装」というのは、実は、一番安上がりの軍事力、というわけです。

  • :-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-

ちなみに、世界の体制を決めるには、二種類の「票」があります。

まず第一は、核兵器。これをもった国の発言力は強まります。

中国という後ろ盾を持った北朝鮮でさえ、
現在、この「一票」を持とうとしていますが、
米国からの圧力を受けている中国が
果たして、北朝鮮にこれをやめさせるつもりがあるのか?
北朝鮮をダシに、中国がどんな取引をするかという状況になっています。
どんな貧乏国家であっても一国の核武装は十分に取引対象になるのです。

第二の票は、単純に国連のような「一国一票」です。

中国のような人口13億ともいわれている国も
モナコのような4万人足らずの人口の国も、
そして、中国からのODA目当てで、
その一票を売ってしまいそうなアフリカも、全て、同じ「一票」です。
(安倍首相は、先日の横浜でのアフリカ会議外交で、これに対抗しました)。

※このようなことを考えていると、
 日本国内の一票の格差で先の選挙が2.43倍から違憲
 などの議論がありますが、あまりにも日本は平和な国だという思いがします。
 2倍を切れば妥当なんでしょうかね?その根拠もよく理解出来ません。

  • :-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-

イランの核武装が重要な二つ目の理由。

それは、イスラエルが核開発施設を空爆した場合、
イランは「ただちにホルムズ海峡を機雷封鎖する」と宣言した点です。

日がの輸入する石油の85%、LNGの20%はホルムズ海峡を経由します。
「世界の石油」という視点からすると、ホルムズ海峡は、
地政学で言うところの「チョークポイント」となります。
一国の核開発に匹敵するのがチョークポイントの占領です。

この「チョークポイント」という感覚が、日本人には決定的に不足しています。
ペルシャ湾ホルムズ海峡は「チョークポイント」である。
このフレーズをまずは脳に刻みつけて頂きたい。

地政学では、人口や経済力や軍事力や資源を地図に投影して発想します。

世界覇権国アメリカが考える「世界3大重要地域」は、
ヨーロッパ、中東、そして極東です。
あえてハッキリと言ってしまえば、ブラジルなどの南米地域、
また、オーストラリアやアフリカなども二の次、三の次なのです。

では、アメリカにとってのヨーロッパはどうなのか?というと、
ロシアの弱体化により、NATOは役目を終え、米軍は既に撤退しています。
もちろん、経済的には重要な地域であることは変わりませんが、
軍事的にはもはや大きな心配する地域ではなくなったわけです。

しかし、中東、そして、日本も含まれる極東地域は、
まだまだ火種が残っており、戦略的に重要なエリアであることは変わりません。

実際、イランによるペルシャ湾ホルムズ海峡封鎖の脅威を想定して、
なんと41カ国もの国が参加する軍事演習が行われています。
昨年秋の演習では、34カ国であったものの、
いかに世界各国がこのホルムズ海峡を重要だと考えているかが、
このことからも、非常によくわかります。

地政学では、このホルムズ海峡のような
戦略的に外すことが出来ない"ツボ"のことを「チョークポイント」と呼びます。

プロレスでもノドへの攻撃は反則とされ、「チョーク」と呼ばれますが(笑)、
イランは、この世界屈指の重要ポイントに機雷をばら撒き、
軍事力と通商の封鎖をしかけると、脅しをかけているわけです。

  • :-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-

このように、リアルタイムで私たちの目の前で勃発する、
数々の「世界情勢」を読み解く上で、
また、国際政治という「ゲーム」の中で、そのプレイヤー達が、
戦略的な優先順位をどう付け行動しているのか?
などを深く考察する上でも、「地政学」という学問は非常に役に立つわけです。

日本でも、戦前はこの「地政学」の重要性に気付いていて、
大いに研究されていたのですが、戦後、
GHQによって焚書されたり、この学問は封印されたままです。

現実問題として、日本には地政学という学問はもちろん、
「大戦略」や軍事に関する知識を、体系的にキッチリと学べる学部がなく、
しかも、防衛大学校ですら、このような事柄の専門家はいないと聞きます。

要するに、現代日本においては、
この「地政学」という、壮大なポテンシャルを備えた知識体系を
誰からも習ったり、学んだりすることができない・・・
という、誠に嘆かわしい、お粗末な状況となっているということです。

そのような切実な事情もあり、今回、英国の地で、
現代における戦略学の大家から直接、この「地政学」を学んだ
奥山さんがCDで学ぶ地政学講座を始めた、というわけです。

これだけ複雑化した世界のニュースを、表面的な理解程度ではなく、
その真の意味するところを認識するためには、
もはや、「地政学」は必須科目です。

多くの皆さんに、ぜひ、奥山さんの「講義」を受講してみて頂きたいと思っています。

( 共同管理人 和田 )

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GHQ,マッカーサーが日本に上陸したとき、あまりに何もない
貧しい国であることに驚きました。

なぜ、日本だけが、イギリスもドイツもできなかった機動部隊をつくり
米国と太平洋上で戦争ができたのか?

それは日本人の精神や積み上がった学問だと悟ったマッカーサー
日本にある有益な図書7,000冊以上を焚書します。
指定図書の研究、回収は、静かに、極秘に行われました。

そこには、日本人の精神をささえてきた歴史の本の数々から、
アメリカ研究や資源研究の本、そして、
戦略にかかわる本、地政学の書籍もありました。

戦後日本では地政学は勉強できません。
大学で専攻できる学部、学科はありません。

今回、英国で学んできた地政学を奥山真司先生が
禁断の学問・地政学を復活させるつもりで、語り尽くします。
ついにやります。

「奥山真司の地政学講座」
詳しくはこちらから
http://www.realist.jp/geopolitics.html

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第二次大戦時、米国と日本は世界一と二位の宿命の対決を演じました。

結果は日本の完敗。
戦史を振り返るに洋上戦での「たら、れば」論争などもあり、
日本が米国に勝てないまで、引き分けまでには持ち込めたはずだ、
という話もあります。

その戦史を振り返った時、最終的に米国の大勝利をもたらした、
その影には、恐るべき米国の「累積戦略」があった、
ということはあまり知られていません。

日本を奈落の底に突き落とした米国の「累積戦略」を、
個人に置き換えて発想するとどうなるのか?
ということを徹底解説しました。

▼目標設定して段階的に表からアタックしていく見える戦略「順次戦略」

▼いつ結果がでるかわからないが、黙々と実行を重ねる見えない戦略「累積戦略」

この2つの戦略をどう使うべきか?

詳細は、下記URLをご覧下さい。

▼「累積戦略と順次戦略」を徹底解説!
「Cumulative & Sequential Strategy」
〜クワイエットを読み解く:引きこもりが勝利する時代〜

→ → http://www.realist.jp/cumseq.html

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あなたには、
自分が理想と考える政策がすべて一致する
そんな政治家はいるだろうか?

公明党に対する創価学会員や、
共産党に対する赤旗読者以外には、
正直なところ、なかなかいないというのが実態だろう。

自由社会である日本において、国民みんなの価値観が違う。
では、どこで判断するか?

その点は、「戦略の階層」で考えていただきたい。
自分の「戦略の階層」と近い「階層」をもつ政治家は誰か?
そしてその政治家の実行力はどうか?
その点から考えていただきたい。

→ → → http://www.realist.jp/strata.html

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