フレブル君日記

フレブルはゆるいよ

教学用語の基礎知識

供養

「供養」とは「供給奉養」の意味で、報恩のために仏法僧の三宝に対して財物などを供える行為をいいます。供施・供給、略して「供」などともいいます。供養については諸の経論に種々説かれています。今、主なものを挙げてみますと①「二種供養」。『十住毘婆沙…

国を知る

日蓮大聖人は『教機時国抄』に 「四に国とは、仏教は必ず国に依(よ)って之を弘むべし。国には寒国・熱国・貧国・富国・中国・辺国・大国・小国、一向偸(ちゅう)盗(とう)国(こく)・一向殺生国・一向不孝国等之有り。又一向小乗の国・一向大乗の国・大小兼学の…

功徳聚

功徳聚とは、功徳の聚(あつ)まるもの、聚まるところをいいます。日蓮大聖人は『日女御前御返事』に 「曼(まん)陀羅(だら)と云ふは天竺(てんじく)の名なり、此には(中略)功(く)徳(どく)聚(じゅ)とも名づくるなり」(御書 1388頁) と、功徳聚とは漫(ま…

教法流布の先後を知る

教法流布の先後(前後)とは、教法を弘める順序・次第のことをいいます。日蓮大聖人は『妙法曼陀羅供養事』に 「病(やまい)によりて薬あり。軽病には凡薬をほどこし、重病には仙薬をあたうべし」(御書 690頁) また中国の妙楽(みょうらく)大師(だいし)も…

境智冥合

境智冥合とは、境と智が融合した一体の境界をいいます。境とは所観の対象であり、主観に対する客観世界をいい、智とは境を観察する能観の智慧、すなわち認識する心の作用としての主観的世界をいいます。『法華経』の『方便品』に 「諸仏の智慧は甚深無量なり…

教を知る

日蓮大聖人は、正しい仏法を弘め、民衆を救うためには、その宗旨の決定に当たり、教(きょう)・機(き)・時(じ)・国(こく)・教(きょう)法(ほう)流布(るふ)の前後(ぜんご)の「宗教の五綱(ごこう)」を知ることが大切であると示されています。この五綱中、「教」…

機を知る

「機」とは 「宗教の五綱(ごこう)」のうち、二番目に当たるのが機です。機とは、衆生が仏の教えを受けとめようとする心の状態、また教法に対しての衆生の能力をいいます。釈尊在世に舎利弗(しゃりほつ)は、洗濯業の者に数息観(すそくかん)(出入の息を数える…

願兼(がんけん)於(お)業(ごう)

日蓮大聖人の御教示 「例せば小乗の菩薩の未(み)断惑(だんなく)なるが願兼(がんけん)於(お)業(ごう)と申して、つくりたくなき罪なれども、父母等の地獄に堕ちて大苦をうくるを見て、かた(形)のごとく其の業を造りて、願って地獄に堕ち て苦しむに同じ。苦に…

開会

開会とは、権を開して実に会(え)入(にゅう)せしめることをいい、「開」は開く、「会」は合わせる、一つになるなどの意味があります。 開会には、法(ほう)開会・人(にん)開会があります。法開会とは、すべての教法が一法に帰(き)入(にゅう)すること、人開会と…

王仏冥合

王仏冥合の語源 王仏冥合とは、王法である世間法と仏法である出世間法が冥合することをいいます。この語源は、日蓮大聖人が『三大秘法抄』に、「戒壇とは、王法仏法に冥じ、仏法王法に合して、王臣一同に本門の三秘密の法を持ちて、有(う)徳王(とくおう)・覚…

依正不二

大白法・平成7年8月16日(第438号より転載)教学用語解説(8) 依(え)正(しょう)不二(ふに) 依正不二とは、依報(えほう)と正報(しょうぼう)が一体不二の関係あることをいいます。正報とは、過去の業の報(むく)いとして受けた心身をいい、依報とは、…

衣(え)座(ざ)室(しつ)の三(さん)軌(き)

衣(え)座(ざ)室(しつ)の三(さん)軌(き)とは、法(ほ)華(け)経(きょう)の『法(ほっ)師(し)品(ほん)第十』に説かれたもので、 仏の滅後に法華経を弘(ぐ)通(づう)するための三種の心得をいい、弘(ぐ)経(きょう)の三軌 とも言います。 釈(しゃく)尊(そん)は『法師…

依義判文

依義判文とは、「義に依って文を判ず」と読みます。義とは経文などに隠れた深義をいい、文とは文字によって表された一代仏教の経文などをいいます。日蓮大聖人は、依義判文について『十章抄』に、「一念三千の出処は略開三の十如実相なれども義分は本門に限…

有徳王と覚徳比丘

「有徳王と覚徳比丘」の故事は、涅槃経『金剛身品第二』の釈尊と迦(か)葉(しょう)の問答中、釈尊の言葉として説かれています。如来の身は金剛身(こんごうしん)(常住の身)であるという釈尊の説法に対し、迦葉は、涅槃に入らんとする釈尊の身は限りある肉身…

器の四失

「器の四失」とは、器が器として用をなさない「覆(ふく)・漏(ろ)・汀(う)・雑(ぞう)」の四つの失(とが)(欠陥)をいいます。これは、天台大師の『法華文句(ほっけもんぐ)』に、「過去(かこ)の根浅(こんあさ)く、覆(ふく)漏(ろ)汚(お)雑(ぞう)し、三(さん)慧(…

一心欲見仏 不自惜身命

大白法・平成11年4月16日刊(第523号より転載)教学用語解説(47) 「一心欲見仏 不自惜身命」(新編法華経 439頁)は、法華経『寿量品』の『自我偈』の文で、「一心(いっしん)に仏(ほとけ)を見(み)たてまつらんと欲(ほっ)して 自(みずか)ら身(…

因行果徳の二法

「因行果徳の二法」とは、因位(いんい)の万行と果位(かい)の万徳の二法をいいます。因位の万行とは、九界の行者が五十二位や六即の次第階悌(かいてい)を経て修する種々の行法で、その一つに菩薩の六波羅蜜(布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧)があります。…

一生成仏

「一生成仏」とは、私たち凡夫(ぼんぷ)が凡身(ぼんしん)を改(あらた)めることなく、一生のうちに成仏の境界(きょうがい)に至ることをいいます。即身(そくしん)成( じょう)仏(ぶつ)・速疾頓(そくしつとん)成(じょう)と同義の言葉で、『一生成仏抄』等に説かれ…

一念随喜

大白法・平成20年9月16日刊(第749号より転載)教学用語解説(127) 一(いち)念(ねん)随(ずい)喜(き)とは、法(ほ)華(け)経(きょう)を修行する初信の行者の位をいいます。 一念は一瞬(いっしゅん)の短い時間を表し、随喜とは随(ずい)順(じゅん)慶(けい…

一念三千(いちねんさんぜん)

大白法・平成8年7月16日刊(第459号より転載)教学用語解説(18)一念三千(いちねんさんぜん) 一念三千とは、一念の心に三千の諸法を具足することをいいます。 これは天台大師が『摩訶止観』第五に示された法理で、そこには、 「夫(それ)一心に十法…

一大事因縁

大白法・平成18年7月16日刊(第697号より転載)教学用語解説 「一大事因縁」とは、法華経『方便品』に説かれたもので、仏がこの世に出現した究(きゅう)極(きょく)の目的をいいます。 仏の出世の本懐(ほんかい)である法華経 法華経『方便品』に、「諸…

一心欲見仏 不自惜身命(いっしんよっけんぶつ ふじしゃくしんみょう)

「一心欲見仏 不自惜身命」(新編法華経 四三九頁)は、法華経『寿量品』の『自我偈(じがげ)』の文(もん)で、「一心に仏を見たてまつらんと欲(ほっ)して 自ら身命を惜(お)しまず」と読みます。 仏果(ぶっか)を一心に求めるためには身命を惜しまずに修行する…

異体同心(いたいどうしん)

「異体同心」の「異体」とは、十人十色といわれるように、顔形から性格・才能など、人それぞれの個性や特質が異なることをいい、「同心」とは目的観や志(こころざし)を同じくすることをいいます。 「異体同心」とは、多くの人がそれぞれの個性・特性を持ちな…

以信代慧

以信代慧(いしんだいえ)とは、信を以(もっ)て慧に代(か)うということで、信の一念をもって仏法のあらゆる智慧の修行に代えるとともに、ここに仏法の一切の修行と功徳が具(そな)わることを明かしています。 仏教は、八万法蔵といわれるように、その法…